アラサー介護の戯言ブログ。

「もう綺麗事は聞き飽きた」そんなあなたへ...

ディストピア

 

目が覚めた。

 

 

時刻はAM5:20。昨日の夜、帰り際に転倒している入居者を発見してしまい対応と事故報告書を提出して安アパートに帰り着いたのが23:40。シャワーを浴びて発泡酒を喉に流し込みベットに潜り込んだのが0:30。

 

寝た気がしない。

だけどあと70分後には今日の勤務が始まる。人手不足で早番と日勤と遅番を通しでやる勤務が今日でもう5日続いている。二日前に買った半値になっていたスーパーの弁当で朝食を済ませ、ブレーキのかかりずらい古い自転車に跨って職場に向かう。

 

制服のジャージに袖を通して、自分の勤務の階を確認、夜勤者の欄に目をやると神経質で陰険でめんどくさいあのババアの名前。本当にいい朝だ。

 

階段を登って到着。

慌ただしく駆け回っている夜勤者に挨拶をすると「◯◯号室の◯◯さん。廊下まで便臭酷いからパット替えて連れてきて。急いで!」との返答。要介護5のめんどくさい入居者の対応はいつもだいたい俺がやらされる。

 

居室につく前から排泄物の酷い悪臭が鼻に付く。中に入って布団を剥がすとオムツもゴムシーツも貫通して広がっている茶色と黄色い汚れ。起きているのか眠っているのかわからないその老人を横向きにしてオムツを取り替える。

昨日も多量に排便があったはずだが、多分、看護師がなにも確認せずに下剤を内服させたんだろう。

硬くて重たい身体を、車椅子に乗せ変えて折れ曲がった足をフットレストに乗せる。

 

食堂に連れて行くと、もう配膳が始まっていた。連れてきた入居者を所定のテーブルの前に置き、食事を持ってくる。夜勤者とすれ違いざまに舌打ちされたが無視。

ろくに指導もされないうちに現場に放り込まれてるんだから、そうそうテキパキ動けない。

 

時間のかかる人の食事介助はめんどくさい。

声をかけてスプーンで掬ってドロドロした何かを口に運ぶ。わずかに唇が開かれ、その隙間にスプーンを押し込む。早く食べ終わって貰わないとまた小言と嫌味が始まる。

 

「食介一人に何分かかってんの?周り見て!!何人いると思ってんのよっ!!」

 

結局、飛び交う罵声。

中座してお膳を片付けて他の人の口腔ケアと誘導に切り替える。またタバコ吹かしながらされる陰口のネタになってしまった。

 

機能訓練の人をエレベーターでピストン輸送し、自分は居室の清掃と物品補充に移る。あっ、食事量の記載まだやってなかったっけ....ま、いっか!

 

いつまでも固まって喋り続けている古参のおばヘル供を尻目に粛々と勤務にあたる。唯一、まともで質問するとしっかり答えてくれるシングルマザーの◯◯さんがあと少しで出勤してくるのが今日の唯一の救い。

来月で退職するらしいけど。

 

職場の連中は殆どが40代以上で30手前の自分がいちばんの若造。

同じ日に入職して「一緒に頑張ろうねっ♫」って言ってくれてた年の近い、いい感じだった娘は、8日目から出勤してこなくなった。

いつのまにか勤務表から名前が消えていた。

 

いつも、不機嫌で尊大で俺ら(介護職)を小馬鹿にしている看護師に朝の申し送りをして(ほぼ、嫌味とシカトされる)お風呂の外介に回る。

午前中だけで30人近くを入浴させなきゃいけないけど、人手不足で当然回らない。一昨日入った人は今日は飛ばしてギリギリ乗り切る。気がつくと休憩時間だけどもう半分以上過ぎている。

 

内線で呼び出されて、今月の誕生日の人にお祝いのメッセージを書けと言われて心にもない文言を並べ立てる。

 

"◯◯さんの笑顔にいつも癒されています。いつまでも元気に長生きしてください。"

 

要介護5の言葉も発せず、一歩も歩けない認知症老人に笑顔もクソもない。

よく他の職員が言う、「認知症のおじいちゃんおばあちゃん可愛いぃぃぃ」も、一瞬も思ったことが無い。

 

「ご利用者様たちの笑顔と「ありがとう」が私たちの生き甲斐です。介護させていただけることに感謝と感動でいっぱいです」

 

の定型文も全く共感できない。

先月出た初任給は手取りで¥132,000。

どう考えても紙ですらない、メールで送られてきた勤務実態を見ても、そこに記載されている時間以上に働いているし、そもそも正社員で募集されていたから就職したのにパート職扱いで生活もギリギリ。

安アパートの家賃と水道光熱費、携帯料金が引き落とされればほんとうに僅かな食費分しか残らない。

自分の衣食住もままならないのに「感謝」も「やり甲斐」もない。

 

俺、なんでこんな仕事やってんだろ?

転職したら手取り10万円少なくなったわ。「介護は成長産業っ!」とか言ったやつ誰だよ?

成長どころかもう詰みじゃんさ。

 

下っ端は土日出勤が多いから友達とも合わせられないし、彼女のミカともいつの間にか連絡つかなくなってる。「転職で介護」って話した時、正直引いてたし...

ラインもブロックされたっぽいな。

人間関係が、話の通じない惚け老人たちと職場のクソな職員だけになっちゃった。

 

この業界でやっていく自信とモチベと希望が全くない。

8日目で跳んだあの娘は正しかったんだ!

 

通算勤務日数54日。

明日からもう来るの辞めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ユートピア

 

目が覚めた。

 

 

薄っぺらいカーテンの外側の空の色から鑑みるに、今はまだ真夜中らしい。

朝なのか昼なのか夕方なのか夜なのか、春なのか夏なのか秋なのか冬なのかわからない。

 

何故今、ここにいるのかがわからない。

自分が今どこにいるのかがわからない。

自分が今何をしているかがわからない。

自分が今、何をすればいいのかがわからない。

 

股間の周りのベチャッとした感覚。濡れて冷たくなっているズボンとシャツの感覚。室内に充満する便臭と尿臭、寝返りをする気力もなく、頭の横にあるナースコールに手を伸ばす気力もない。そもそも身体が動かない。

 

五分経ったのか、1時間経ったのか、5時間たったのかがわからない。

 

乱暴に開けられるドアの音、誰かが室内に入ってきた足音。布団がまくられて、その誰かの発したらしい「チッ」っという舌打ちの音が耳に届く。

 

仰向けになっていた身体を壁の方に強引に向かされて、ズボンが引きずり下ろされる。ビリビリパリパリという音とスースーする股間。熱い湿った布の感触。何をされているのかがわからない。

 

一瞬の振動と浮遊感。横たわっていた身体はイスに座らされていた。曲がらない動かせない腕を強引に引っ張られて服の袖が外される。新しい布の感触があって身体のそこかしこをまさぐられている感覚。いま、何をしているのかがわからない。

 

きゅうに動き出す景色。

通り過ぎた洗面台の鏡には誰か知らない惚けた無感情な顔をした、目ヤニとヨダレが染み付いた年老いた醜い男が写っていた。あれは誰だ?

 

生暖かい空気に満たされた騒々しい場所に連れてこられた。ここが何処なのかわからない。五分経ったのか1時間経ったのかわからないが、気がつくと目の前の台の上に、まるでパレットの上にぶちまけられた絵の具のようなドロっとした白と緑と茶色をした物体が乗せてあった。

ガチャガチャかちゃかちゃと金属と陶器の触れ合う音。なんの音かわからない。

 

誰かが隣に座っていて目の前のドロっとしたものを自分の唇に押し付けている。うっすらと口を開けると生暖かい、なんの味なのかわからない何かが口の中に押し込まれ、反射で喉の奥に流し込まれ下っていった。

何をしているのかわからない。

味ってなんだったっけ?

 

どのくらいの時間かはわからないがその行為が何度も繰り返され遠くから誰かの声がして隣にいる誰かが立ち去ると、今度は別の誰かが小さな白い粒を持ってやってきた。

口に入れようとして、床に落とし拾ってまた口に入れようとしてまた溢れ落ちた。粘り気のある液体が口に満たされて喉の奥に消えていった。いま何をしているかがわからない。

 

何かを引きずる音と誰かの叫び声。それに応える怒声と駆け回る靴の音。

 

何か棒状の先の柔らかいものを口に突っ込まれて、そのあと振動と空気の動く感触。気がつくてまた、知らない景色の場所にいた。

 

無理やり出しているのがありありとわかる猫撫で声で、無気力な知らない老人たちの円の中央に立つ中年男性が、腕やら足をあらぬ方向に振り回している。それを見てその動作を模倣する老人たちと無表情でそこに座っている老人たち。突然叫びだして走りだした老婆を慌てて中年男性が追いかけて元の場所まで連れて戻ってくる。

なにをしているかわからない。

 

30分経ったのか1時間経ったのかわからないが気がつくと、乾いて黄色い染みのついたシーツの上に身体が横たえられていた。ドアの音がして誰かが室内を覗き、「今日は◯◯さん、お風呂入らなくていーや。朝、更衣したし。」と知らない誰かの名前が語られ、ドアの閉じる音がした。

なにを言われているのかわからない。

 

暑くも寒くもない、空気の動かない部屋の中でひたすら壁を見つめ、定期的に運ばれ、置かれ、戻されを繰り返される。誰からも話しかけられることもないし、誰にも話しかけることがない。口というのが何の為にあるものなのかを忘れてしまった。

 

部屋の明かりを消されあたりが闇に包まれる。5分後か12時間後かわからない、この場所に横たわってからとおり過ぎた2844回目の明日か今日が、いつの間にか始まって終わる。

 

 

 

“Conspiracy”

 

「私は殺人を認めない。人間は獣よりましな存在で無くてはならない。」

エルキュール・ポアロ

 

利用者A「やだやだやだやだっっ!ここから出せえええええっっ!!病院に連れていけええええっっ!もう死んだ方がマシだぁあああアアっ!!殺して!殺してっ!もう殺してくれええええっ!!」

 

同僚「いるよね。この手の利用者。」

 

僕「自殺念慮が凄くて手に負えないタイプだね。昼夜を問わずナースコール連打しまくって、どうしようもないことをひたすら要求してくるタイプ。」

 

同僚「大抵、家族からも見捨てられてて面会に来るような人もいない。不安と不満と怒りを全部、介護職にぶつけてくるタイプの神さま。」

 

利用者A「死にたい死にたい死にたい死に死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい。もお死にたいよおおおおおォォッ」

 

僕「聴いてるこっちが病んでくる。「心に寄り添って話しを傾聴して...」どーのこーのって、現場じゃない奴らや世間は綺麗事ほざくけど通常業務回せない程の人手不足でそんなことしてる暇無いっつーのに。」

 

同僚「おクスリで抑えられるなら、そうしとけばいいと個人的には思うけどよく処方される漢方薬の「抑肝散(よくかんさん)」とかもこれ意味あんの?って感じだしね。安定剤を内服させるのも「ドラッグロック」、つまり「薬による抑制」に当たるから高齢者虐待防止法で定められている「拘束」に当てはまるって解釈して渋る事業者や管理者や家族も多いからね。」

 

僕「じぶんの手を汚さずに、他人に全部押し付けて雲の上から、好き勝手綺麗事ほざいてられる連中の言うことはみんな同じだよね。」

 

同僚「そのとーりだね。」

 

僕「◯にたくなるのは、こっちだっつーのに...」

 

??「神さま(ご入居者様)の「想い」を尊重するのがキミたちの仕事だろ?」

 

僕・同僚「「あ、貴方は...!!」」

 

ケアマネージャー(以下:C)「さぁ、どうしたら神さま(ご入居者様)の「想い」に応えられるかみんなで話しあおうじゃないか!!」

 

僕(普段は事務所に引きこもっていて、ケアプランを建てるにしても利用者のことなんて何も知らなくて、介護職に建てさせたケアプランを自分名義で提出しているだけのくせになにを偉そうに...「情熱」やら「自立支援」だのの、お綺麗な単語が大好きな無能が....)

 

 

〜サービス担当者会議 開・催!〜

 

C「A様のご希望は「◯ぬこと」。あれだけ全力で叫びまくってるんだから本人様の熱い願いであることは間違いない。「ここから出せ」って叫んでるけど、それは売上が減るので無視します。」

 

僕「つまり、◯すってことですか?」

 

C「それはふつうに犯罪行為なので不可能です。◯すことなく、◯んでいただくという願いを実現するのが私たち介護のプロとしての義務です。」

 

同僚「食事の量を減らして衰えさせるとか?」

 

C「それは高齢者虐待防止法の「放置・放任(ネグレクト)」に当たるので出来ません。あくまで自発的に◯んでいただく流れにすることが必要です。」

 

僕「だからどーやって?」

 

同僚「一番現実的なのは医療職と連携して「薬◯」すること。発覚するリスクも低いし年齢的にいつ、◯くなっても、家族も不審に思わないと思われる。」

 

C「あそこの家は、めいいっぱい延命させて年金が振り込まれていさえすればいいって家ですしね。」

 

僕「あのままどんどん衰えて、胃瘻や気管切開で酸素吸入になって生き長らえてもはっきり言って迷惑。」

 

C「君は正直過ぎるよ!ここは日本だよ!ホンネとタテマエの国だぞっ」

 

同僚「あとは勝手に事故◯してもらうとか?」

 

僕「車椅子誘導の全介助状態だし、ありとあらゆる事故は完全にこっち(施設側)の責任になる。たとえ、居室で勝手にひっくり返って◯んでたとしても管理不十分の「業務上過失致死」とみなされる可能性だって高い。施設から脱走して事故死した利用者の家族に対して施設側が3,000万円支払った事例だってある(事実)。」

 

C「あの家は、少しでも付け入る隙があれば大騒ぎして慰謝料だの損害賠償を取ろうとするでしょうし...」

 

同僚「こっちが責任を被らない状況を作るのなら「家族同伴の元の外出先で」ってシナリオがベストだけどその状況をどう作り上げるか...」

 

僕「....!! 近所に鈴蘭と福寿草朝鮮朝顔とムラサキ色の兜みたいな形をした綺麗な花が咲くアノお花と、夾竹桃とイチイの木と、色とりどりのキノコがたくさんある公園を作ってそこにとんでもない空腹状態で家族同伴のもとで一緒にお散歩に行ってもらえばいいんじゃない?」

 

C・同僚「「それだっっ!!」」

 

僕「あとはゴ◯ゴ13に依頼するとか?」

 

C「それは費用的に現実的とは言えません。」

 

同僚「神さま(ご入居者様)の想いに応えるのも楽じゃないぜ...」

 

僕「カイゴワヤリガイがアリマアス!!」

 

 

fin.

 

 

ウンコ拭き、かく語り。

同僚「底辺メンヘラおじさんの自分語り終わった?」

 

僕「まだ終わらないよ。いまは介護に就職する前の仕事の時の話をしてるよ!」

 

同僚「糞みたいな自分の人生をわざわざ世界に向けて晒すの楽しい?」

 

僕「楽しい!めっちゃ楽しい!もう絶頂って感じ♪」

 

同僚「.....それはよかった」

 

僕「最近、世の中の炎上っぷりが凄いよね」

 

同僚「相撲協会から始まってレスリングのハゲ親父に日大のアメフトの監督に...」

 

僕「体育会系に権力持たせるとろくなことにならないのは歴史が証明していると思うの。もう誰もTOKIOのアル中のこと覚えてないんじゃないかなwww」

 

同僚「それな!」

 

僕「ご立派な永田町の先生方も、もういい加減モリカケ問題に終止符打って欲しいわ。少子高齢化やら安全保障やら、内輪の椅子取りゲームの為の吊るしあいよりももっと取り組むべき問題はほかにもあるだろーに」

 

同僚「それは全面的に同意するわ」

 

僕「やっぱり人間って根本的に「暴君になりたい!」って本能がもともと、備わってるんだろーね」

 

同僚「誰もがネロや西太后になりたいわけではないだろうけど、腐敗するのは性質というか習性だよね」

 

僕「さっさとシンギュラリティに到達してもらって、愚かで邪悪な人間じゃなくて完成された人工知能による統治が始まればいいのにね!」

 

同僚「おまえは本当に人間が大嫌いだよね」

 

僕「愛するが故の失望だよ」

 

同僚「なんでもかんでも炎上炎上になるのは、それだけ情報の拡散されるスピードの速さと、範囲とそれに触れられる人が大きくなってきたからで、所謂「民意」と「社会的制裁」とかいう謎パワーの影響力が強くなってきたからだよね」

 

僕「ちょっと何言ってるかわからない」

 

同僚「どーせ炎上するなら我らが介護業界も内情をもっともっと晒されて、叩き潰されるか一掃されれば少しは環境変わるかね?」

 

僕「現状もう堕ちるとこまで堕ちきってるし使える柱も残っていない。欠陥住宅は解体して堅固な鉄筋コンクリート製に建て替えて次の100年に備えなきゃね!」

 

同僚「それは、理想というか夢想だけど絶対に実現しない願いやね」

 

僕「介護保険法が始まった初期の頃に、この業界やそこから生まれる利益を食い荒らしたクソ企業とクソ経営者共と、切り捨てて丸投げした国は何かしらの制裁を受けるべきだよね。最底辺まで貶められて、周辺産業のハイエナと禿鷲共に半死半生のいまでもしゃぶり尽くされてる現在の状態は承服しかねる」

 

僕「アゾリウス気取りの介護業界の上層部や経営者は実際はオルゾフだし、セレズニアのつもりの現場の意識他界系のバカな職員達は自分たちがゴルガリだってことは認めようとしないし理解ができない」

 

同僚「ちょっと何言ってるかわからない」

 

僕「とくに、うちみたいな硬直した独裁体制のブラック企業はもう目も当てられない。死堕亞の帝王のザッコタ様は上場企業なのに社内に人事部門も置かずになにもかも独裁と独断で決定してるし、その取り巻きの早なんとかや、長なんとかいう冷酷漢共が総てを取り仕切っている。おまえらはベルゼンロックか何かなの?笑笑」

 

同僚「いろいろ載せちゃいけないこと書いてない?」

 

僕「株式を一般公開している所謂「一部上場企業」っていうのは、もはや公人でしょ。大企業(笑)って名乗ってる企業の役員なら世間の目に晒されるのも当たり前。炎上させられるなら、こいつらからされるべきで、ふだんは自分たちが「支配と監査」しているんだからその対象が自分たちになることだって理解しているでしょ?」

 

同僚「筋が通っているのかどうか微妙」

 

僕「とにかく、破綻しているくせに自浄作用も立て直しも出来ない業界や企業は、もういっそ叩き潰されてリセットされるべきなんよ」

 

同僚「そうすると自分も仕事と収入を失うことには気づいてる?」

 

僕「業界が破綻しようが、企業が潰れようが要介護老人がいなくなるわけじゃない。てか、どんどんどんどん増大していっている。需要はまだまだ絶賛拡大中。腐っても鯛は鯛で、見下されようがバカにされようが「国家資格」の介護福祉士でそれなりの経験と知識があることは自負しているから、日本中どこに行ったって耐えさえできれば自分一人で食っていくことぐらいは出来る。むしろ、いまの出鱈目な提供価格や賃金が崩壊すれば市場原理と「見えざる手」が働いて経済的に改善される可能性だって大いにある。」

 

同僚「おまえはネガティブなのかポジティブなのか、たまにわからなくなるよ。」

 

僕「現実主義者で資本主義者なだけだよ。もちろん堕ちるとこまで堕ちてるのも自覚してるし、登る山間違えてるのも理解してるけどね」

 

僕「もう今更、「介護サイコー!!」、「やりがいがあります」、「なにも問題はありません!」って叫んだって人手不足が解消されるわけがない。誰だって最低最悪なことは知ってるんだし」

 

同僚「「北朝鮮は地上の楽園です、さぁ!みんなで移住しましょう!」ってキャンペーンやったって信じて移住する日本人はまず居ない。それとおんなじやね。」

 

僕「改善する為に、大嫌いな医療者様達に倣うのは癪だけど「日本医師会」や「看護協会」みたいな強力な業界団体やロビイストが居ないのも問題。結局最後は金と権力と政治力がモノを言う。」

 

同僚「僕は確か、さいきんそーいう組合に入ったんだよね?」

 

僕「そうそう。わざわざ、たっけー入会費と年会費払って「日本介護福祉士会」ってのの会員になったよ。入会すると自動的に住んでいる都道府県の「◯◯県介護福祉士会」にも同時に入会させられて年会費二重取りされるんよ」

 

同僚「入ってると何かメリットあるの?」

 

僕「...特になにも。変なバッチが送られてきたのと、たまに意識高いこと書いてある「会報」みたいのが郵送されてくる。アタマお花畑の意識高い人の集まりかな。なんせ日本全国180万人くらい(?)いる介護福祉士の中の5万人wwwが所属している大組織だからねwwwwww」

 

同僚「すごーい」

 

同僚「介護福祉士会っていうとちょっと前の月9ドラマの内容に「介護職の本当のこと描写すんの辞めろや。配慮しろっ」ってイチャモンつけて叩かれたことぐらいしか知らない。」

 

僕「よく知ってるね!2016年の1月からフジテレビ系で放送された月9ドラマの「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(通称:いつ恋)でヒロインの娘が介護職だったらしいのだけど、その職場や勤務がリアルにブラックだったのが視聴者にドン引きされたんだってさ。それで視聴者が「身内が介護職を目指しているのだけどこれが本当ならやめさせた方がいいのかな」ってお手紙をくれたんだって。それに対しての組合からの回答の文書が物議を醸したんさ。これはふつうにネットに転がってるからリンク貼っとくね、あと介護福祉士会のホームページも。」

 

⭐️「いつ恋」の内容に対する質問への組合の声明文⬇︎⬇︎

https://www.jaccw-carewel.net/jaccw_info_file/topics/416/ikensyo.pdf

 

⭐️「日本介護福祉士会」公式HP

http://www.jaccw.or.jp/home/index.php

 

僕「要約すると「只でさえ印象最悪で人こないんだから現実晒して拍車かけるの辞めろや。介護は最高だよ!ウェルカム⭐️」って内容でそれに対して「誤魔化したり隠したりする暇あるなら改善する努力しろや」って叩かれたんさ」

 

同僚「ほーん」

 

僕「年会費引き落とされたし、なにやらそのうち手帳から会員証?やら送られてくるみたいだからそれが届いたら、今度は「日本介護福祉士会」をネタにするつもり」

 

同僚「暇なの?」

 

僕「こんなの結局、単なる「戯言」だからね。」

 

 

 

fin.

 

 

親から虐待されて育った大人。[15]

「私が求めるのは信仰心と忠誠と従順さと信頼と有無を言わさぬ完全なる献身だけです。」  オルゾフ組  贖罪の高僧

 

 

グレゴリオ暦

大の月 七ヶ月 小の月 五ヶ月

(2月(28日or29日含む))

 

1日は24時間

1月は744時間

1年は8,760時間

 

朝から晩までみっちりと働いていたわけではなかったけれどとにかく拘束時間が長かった市場。

品物の積み下ろしやトラック待ち、送り状待ちにオーダーの遅れや変更、人手不足の中で莫大な品物を右から左へ動かしていくのでそれはそれは大変でした。

 

1〜2月はイチゴ、ミカン、林檎

3〜4月は主にイチゴ、柑橘系

5〜6月は国産メロンと輸入果実

7〜8月はスイカ、プラム系

9〜11月はブドウ、林檎、梨、柿、洋梨

12月は林檎、イチゴ...

 

細かいのを入れていくと、きりが無いので端折りますが一年を通しての市場に流通する果物の流れはざっとこんなものでした。

 

カレンダー上は休みの日でも営業職はほとんど出勤。身体が空くのは土曜日の午後から日曜の午前中と、たまにある市場休の水曜日の午前中と前日の火曜日の午後のみ。丸一日の休みが(ほぼ)無かったのでどこかに遊びにいくとか旅行に行くということは全く不可能でした。

 

ベテランの上司の中には余りに働きすぎるため、奥さんから愛想を尽かされて離婚している人も少なくありませんでした。

 

一年程度の本社での研修を終えて自分の所属の支店に配属されてからは、日の出の前に出勤して20時前後に帰宅。場合によってはテッペンに近いときもありましたが数時間寝てまた会社へ....という生活を3年弱つづけました。

 

ブラック企業の常で実際に「労働時間」にカウントされているのは働いている時間の半分くらいで残りはサービス残業。父親に言われてほんとうの働いていた時間は自分できっちり書き留めていたのですが一ヶ月間の労働時間の平均は340時間程度。繁盛期には400時間を超えることもありました。法律、過労死なんのその!

信じられないと思いますが事実でした。

ワークライフバランス?なにそれ?美味しいの?

 

「シャカイジン」になって初めて勤めた会社で、睡眠時間以外の生活は90%以上が「会社」一色だったのでおかしいと思う暇もありませんでした。とにかく品物と、あらゆるノルマと数字に追われる日々で、毎月開かれる「営業職担当者会議」で吊るし上げられない為に必死に働いていました。

「命をかけて会社に献身しろ」と、そのままリアルに口にする老害お爺ちゃんたちが支配する、県内随一の老舗企業だったので大変だの忙しいなんて思っている暇はありませんでした。

 

 新卒のぺーぺーが大した品目を任せられることもなく、ほとんどは大品目を扱う自分が「てこ」を務める上司の補佐がメインでしたが....

 

支店に配属された始めの頃、まだ輸入品担当じゃなかったとき、蔬菜部という、ようは野菜販売部門にいたときに直属の上司になったT氏。

本社から送られてきた大ベテランで気性の荒さと凶暴さと酒乱っぷりで有名な人でした。年の近かった先輩から「お前、死んだな。」と謎のメッセージを頂いていた理由はすぐにわかりました。

もうすでに、ぶん殴られて歯を一本無くしていたのですが、この人もとにかく物を投げる、蹴り飛ばす、ひっくり返す系の人で、とんでもない俺様人間!!

それでも、部下の面倒見はよかったのかよく飲みに連れて行って貰ったし、若い社員の中には崇拝しているヤツも珍しくありませんでした。

 

「俺は昔、ヤ◯ザに金貸しにならないかと誘われたことがある」

 

というのをなによりも誇りにしていた人でした。お気に入りの事務の若い女性社員を侍らせていて、しょっちゅうあった飲み会の後にはいろんなところに連れて行ってもらいました。キャバクラにスナック、違法くさい風俗店....

 この会社では事務の女子社員たちは誰もが「力のある男」のある種、愛人的ポジションに収まって場合によってはそのまま結婚する流れが主流だったようです。男は人生の大半を仕事に拘束されるこの企業の中ではそれしか結婚相手を見つける術がなかったみたいでした。

ガテン系DQNとキラキラギャルの相性のイイこと。

女ってつくづく恐い生き物だなってたっぷり教えて頂けました。

 

親から虐待されて育った大人[14]

卸売業会に就職して一月くらいで気付いたのですがこの業界には休日がありません。

 会社説明会の時には就業規則に...

 

勤務時間 5:00〜15:00

週休 2日(市場休含む)

 

となっていたのですが嘘でした。

 カレンダー上では日曜日が休日。それとあとたまに「市場休」といって水曜日が休みの日がありました。日曜と水曜が休みで、その前日の火曜と土曜は朝の競売をやって諸々の片付けをしたら仕事は午前中で終わり!!5:00〜12:00時くらいで上がれました。...なのですが必ず帰る前に「休日出勤願い」を提出して翌日の休みのはずの日曜日と水曜日にも午後から出勤してこなければなりません。

 

365日24時間体制で「生鮮食品」を取り扱う「流通業」なので当然のことです。

農作物の生育も収穫も一切待ってなんかくれません。

 

年末年始やお盆やGWのような世の中の「連休」の時にだけ、それぞれ1日ずつくらい丸一日会社に出勤しなくてもいい「休日」がありました。

 それ以外は本当に誇張なく1年365日中360日以上は出勤日でした。

 

1日の中の勤務時間も就業規則に載っている5:00〜15:00はブラフで、実際は5:00〜20:00前後なのが常でした。

 

毎日、市場内の仲卸から翌日に納品する品物のオーダー表が上がってくるのですが、これが届くのが(FAXで)だいたい16時過ぎから(自分たちの勤務時間は15時までのはず....)それから荷分けやら別の市場に送る品物の整理、分類、送り状を作って、日本全国から出たり入ったりしてきているトラックへの積み込みと荷下ろし。

 

 事務所から現場に降りての作業も、もちろんあったのですが市場の営業職の主な役割は、季節ごと時間ごとに全国津々浦々から押し寄せる膨大な品物(自分が担当の青果物)をブドウの一粒たりとも無駄にすることなく鮮度と価格を保ったまま捌ききることでした。

これがとんでもなく難しい。

 

どんな仕事でも当たり前のことですが、市場は特に責任と緊張感と仕事量と影響を及ぼす範囲がとにかく莫大でした。

 

天候や交通状態、生産者や組合や仲卸やバイヤーや小売りのニーズや都合....仕事の八割以上は自分たちの前と後ろにいる皆々様の理屈で動いていました。

 

大学を出たてだった当時の自分(22歳:営業職)の直近の先輩は25歳でその次に年の近い同じ営業職の人は36歳....!!

つまり25から36までの間の11年間に採用されていた営業職(この会社は営業職は全員男)は、耐えられなかったのか務まらなかったのかで全員退職していました。

 

そんな超ハードモード、難易度Sランクの市場の中でも自分の担当だった「輸入品部門」はちょっと毛色が違いました。

 

他の品目の担当者は「集荷」をして価格を決めて販売するのに対して輸入品部門は所謂「商社」から「買付」をして「販売」をします。

輸入品以外の青果市場の品物は仕切った価格そのまんまで売ったとしても、

 

蔬菜(野菜)8.5%

果実(フルーツ)7.0%

 

のマージンが入りますが(率はうろ覚えです。市場の主な収入源(利鞘)はこれです)、輸入品は買付なので利益の計算はもっとシンプルです。

 

 例えば、一箱20個入りのオレンジを10箱買ったとします。一箱の値段が1,000円だったとしてそれを自分は1,200円で販売すれば...

 

原価

¥1,000×10=¥10,000

販売価格

¥1,200×10=¥12,000

 

販売価格(¥12,000)-原価(¥10,000)

=¥2,000(儲け)

 

となります。

 ね?シンプルでしょ。

 

そこにトラックの運送費やら、東京、神奈川、大阪、神戸あたりの港の埠頭の倉庫の使用量やらのコストが乗っかって最終消費者(エンドユーザー)に対する販売価格が決まってきます。

 ただの買付→販売なので実は、輸入果実は利益率がとっても低くて2〜4%前後でした。

 

もうすでにだいぶ昔のことなのでうろ覚えですが....

 オレンジやグレープフルーツやバナナならドール、パイナップルだったらデルモンテキウイフルーツだったらニュージーランドゼスプリ社あたりが主な取引先でした🍌🥝🍋🍊🍇

(※↑日本の支店を通して)

 

ゴールドキウイとかいうとだいたい誰でも知ってますよね?

あれは、全世界でその年ごとの解禁日が決まっていて、なおかつどのサイズは幾らと価格も一律に決まっているのでとっても売りにくい商材でした。

みんなが原価を知っていて販売価格が同じなら、売り手側がどれだけ利益を上げようとしてるかも丸わかりだし、誰から買っても値段が一緒だからです。

 

ちなみに普通の緑色のキウイフルーツは、ほとんどが「ヘイワード」という品種です。

 ゼスプリ社の企業努力のおかげかキウイフルーツというとニュージーランのイメージが強いですが、実は元々は中国が原産。中国を旅行していた教師だか誰だかの女性が種だか苗を国(ニュージーランド)に持ち帰り栽培し始めたそうです。なので昔は名前が「キウイフルーツ」ではなくて「チャイニーズグーズベリー」という長ったらしい名前だったそうです。

 当時は、名前に「ベリー」と入っていると関税やら税関?のあれこれが高くなるかしたので、途中から名前をニュージーランドの飛べない鳥「キーウィ」にちなんで「キウイフルーツ」に変えたそうです。

このニュージーランド原産の飛べない鳥「キーウィ」と中国原産の果実「キウイフルーツ」は、なんとなく見た目が似ています🥝

 

他にもマイナーなところを挙げると、ランブータン、キワノ、チェリモヤ、サラカ、フェイジョア、アテモヤ、パッションフルーツなどなど、ぶっちゃけコレ誰も知らないんじゃねーの?って商材がたくさんありました。

 

 

親から虐待されて育った大人[13]

朝4時起床。

身繕いを整えたらアパートの駐車場に停めてあるどちらかの車に乗って会社に出勤!市場なので朝が早いのは当たり前です

 

勤務開始は5時から、もうすでに持ち込まれてだだっ広い「売り場」に並べられている「競り(せり)」用の地物野菜などなどを整理して、これまただだっ広い市場(「いちば」ではなくて「しじょう」)の隅々を走りまわったりフォークリフトで駆けずり回って「集荷」と「配荷」をして回ります

 

フォークリフトは最初に4、5日かけて資格を取りに行かされました

何十キロ、何百万もする品物を山のように載っけておもにバック走行で走り回ります!

かなり危険!!

 

時間との戦いなのでとにかく忙しくて荒々しい。。 そこらじゅうで怒号と罵声が飛び交います

 介護業界並みの人手不足らしい流通業界の「クロネコヤマト」やら「サガワ」の集荷場を想像してもらうとわかりやすいかもしれません

 

...余談ですが「市場」と一口に言っても大きく分けると鮮魚市場と青果市場の二つに別れていて、テレビでおなじみの「鮮魚市場」(築地とか)は「魚河岸(うおがし)」と呼ばれるのに対して、自分が就職した「青果市場」は「やっちゃ場」なんて呼ばれ方をしていました

 

営業職といっても要は「商人に売る商人」のことで卸売業界の俯瞰図をザックリ説明すると...

 

生産者(農家の皆様)・集荷組織(農協とか)

⬇︎

荷受け 市場(大卸)←自分ら

⬇︎

販売(卸す) 市場(仲卸)

⬇︎

各小売店

⬇︎

消費者(エンドユーザー)

 

と、いうような流れになっていてメインの販売相手は市場内の仲卸さんや市場の外から買い付けに来る小売店や八百屋さんやバイヤーの皆様達でした。

 

よくテレビでやってる「競り」を見ているとわかると思うのですが、大声を張り上げて商品の説明や落札価格を大勢相手に提示しているのが「競り人(せりにん=大卸側:売り手)」で、頭に番号のついた帽子をかぶって手を上げて指の形で落札価格を提示しているのが「仲買人(仲卸・バイヤー=買い手)」です

 

市場なので契約をしている決まった相手に対してしか販売は行いません(行えない)。 

 売上高や利益率や前年比率や取扱重量には当然ノルマがありましたが、所謂「外回りして飛び込み営業」みたいなことはありませんでした。

 

出勤して、朝の売り買いが終わったら売場の整理をして事務所に上がって値付けと伝票の始末。

 ここで決められる「仕切り値(通称:仕切り。仕切り値を決めることを「仕切る」と言います)」というものの全国平均値のことが「相場(卸値)」というものになります。

 

最初の頃は、昼間はひたすらお偉いさん方の有難いお話しを聞いて回り、18時ごろにアパートに帰ると今度はひたすらレポートを書きます。

...相部屋のヤンキーくんは帰ってくるとすぐにパチンコ屋に直行するタイプだったのでぶっちゃけ助かりました笑笑

 

「ザ・老害の鑑」って感じの社長様と会長様がいらっしゃって「最近の温室育ちの軟弱な若者があーっ」っと輝かしい数十年前の日本の苦難の歴史について語ってくださいました。

ありがち....

 

長ったらしい社訓を暗記してみんなの前で絶叫するタイプの企業でした。

 

流通業界というか卸売業界に入って思ったことはとにかく「ガラが悪い」。。

自分たちのことを「海千山千」とか言うのが大好きな仲買人やバイヤーたち。

取引相手は、商店街の八百屋のオヤジから年商1兆2000億円の日本代表クラスの大企業のバイヤーまで文字通り有象無象が跳梁跋扈するそれはそれは大きな大きな魔窟でした。

 

 ヤ◯ザみたいな人も少なくありませんでした。

 

24時間365日、ひっきりなしに出入りするトラックのドライバーたち。

 刺青だらけで髷を結ってタバコをふかしながら怒鳴り散らす....人も中にはいました。

 粗野で暴力的で威圧的で攻撃的な人種が「舐められたら終わり」って具合にあらゆる駆け引きを繰り広げます。

 最も原始的で純粋で濃厚な「商い」がそこにはありました。

 

......今となっては「介護職」に身をやつしている自分は社会に出たての頃は「商人」だったのです笑笑

 

 

そんなある日、上司や先輩にどやされながらフォークリフトであっちゃこっちゃに荷物を運んで回っていた時のこと...

 

前を横切ってはまずい相手の前をフォークリフトで横切ってしまいました!!

 

右も左もわからない中で忙しくてテンパっていた自分は、「市場の主」を自称する要注意人物の前をフォークリフトで通り過ぎ、そのお方(どこぞの仲卸の古老)様の通行を妨げてしまったのです!

 

突然、後ろから怒鳴り散らされて呼び止められフォークリフトから引きづり降ろされました(文字通り)笑笑

 呆気にとられているところを、新入りの若造が俺様の前を挨拶もなしに横切るタァどういう了見だゴルァっ!と胸ぐらを掴まれて怒鳴り散らされました笑笑

 とくに珍しい光景ではないらしくて周りにいた関係者と思しき皆々様は平然としていました。

 

近くにあった野菜だか魚だかが入っていたらしい発砲スチロールの生臭い白い箱で滅多打ちにされました。笑笑

 

「暴力慣れ」だけは誰にも負けない自分は「はぁ...失礼いたしました」と薄ぼんやりと謝りました。

 それが火に油を注いでしまったようで、顔面に飛んでくるグーパンチ。無様にひっくり返ることだけは足を踏みしめてなんとか耐えました...口の中に違和感。

 

訳のわからないことを喚きちらすその老人から、誰かに引っ張られて距離をとらされ「早く失せろ」と言われてそそくさとフォーリフトに乗って立ち去りました

 

昔から怒鳴られたりキレられたりすると半笑いになってしまう自分は、それで余計に相手の怒りを煽ってしまうのは自覚して居るのですがなにかもう彫り込まれてしまった習性なのでなかなか直りません...

 

荷物を置いて戻ると「なにやってたんだこのノロマがっ!っヤル気あんのかこるぁ」とどやされてから仕事を再開しました。

 

 

入社一年目。

 

失ったもの

・左上顎奥歯×1