孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

死堕亞のやり方③

この国には「高齢者虐待防止法」という法律があります。

テレビや新聞記事でもう見飽きている、家族や施設の職員からの要介護高齢者への虐待。誰でも聞いたことがあると思います。

実はこの「高齢者虐待」というのは五つに分類されていて...

 

身体的虐待

精神的虐待

性的虐待

経済的虐待

放置・放任(ネグレクト)

 

となっています。

 

 

・身体的虐待

わかりやすい。おじいちゃんおばあちゃんが言うこと聞かなくてムカつくからってパンチしたり蹴っ飛ばしたり、紐で縛りつけたりするのがこれにあたります。あからさまな暴力でなくても「身体拘束」というのもこれに当たることを覚えておいてください。

 

・精神的虐待

罵声を浴びせる、暴言を吐く、怒鳴る、臭い・汚い等と言った発言もこれにあたります。誰かに虐待と思われたらなんでも虐待!そう考えてあながち間違っていません。

 

性的虐待

言わずもがな。老人を対象とした介護施設ではあまりありません(0では無い)。障害者施設や訪問介護等で起こることが多いようです。

 

・経済的虐待

「おばあちゃんは使わないから通帳は私が預かっとくね」、「施設に入ってるおじいちゃんの年金で好きなもの買っちゃえ〜」。これ系です

利用者と、その家族と、利用者の金。

遺産争いいろいろ。ありふれた話しです。

 

・放置・放任(ネグレクト)

僕たち私たちには関係ない。やりたくないから介護なんてしたくない。汚いからトイレ連れてったり、オムツ変えるのなんて絶対に無理!

赤ちゃんや幼児の「育児放棄」と聞くとわかりやすいかもしれません。これは老人にも当然該当します。関係ないじゃ済まされない。以前勤めてた施設では介護放棄でガリガリに痩せたお風呂にも何週間も入ってないような老人が「措置入院」という形で入ってきたのが何件かありました。

 

 

ざっくりまとめましたが一口に「虐待」と言っても細かく書くと上のように分類されます

小難しいこと言わなくても要は、「女性様がセクハラだと思えばなんでもセクハラ」と同じで利用者本人やその家族が「それは虐待だっ!」と言ってくればなんでも虐待に出来ます。

 

介護サービスを利用しておられる神様達(利用者・家族含め)気に食わないことや気に入らない職員がいたら叫びましょう!

 

「「おい!それは虐待じゃないのかっっ!!」」

 

悪魔の証明や痴漢の冤罪と同じで言いがかりでも付けられたらその職員はそれでおしまいです。自分や周りの経験上ふっかけられたら弁明しようがありません。

 

現場のスタッフは意外と、誠心誠意一生懸命働いています(そうであるという願いも込めて)それでもどうしようもない状況に陥ることもままあります。

それに対処しようとしたとしてもそれが気に入らなかったら虐待にして叩き潰せばいいんです。

 

会社や上層部は当然、現場を無視して利益最優先で業務を進めます。その軋みと歪みを凡て受け止めなくてはならない現場のスタッフ達はもうボロボロです。

 

痛めつけて使い潰して教義にそぐわなきゃ追い出す。

一件落着。めでたしめでたし

 

でも、その後は。

現在の膨大な老人達とこれからくる膨大な老人達。その対処は誰がやるのでしょう?

 

 

 

 

死堕亞のやり方②

崇高なる貴族様たちの暮らす宮殿(老人ホーム)の奴re...介護職員達の勤務体系はシフト制です。介護は365日24時間切れ目なく行われるものです

 

早番6:30〜16:00

日勤8:30〜17:00

遅番①11:00〜19:30

遅番②13:00〜21:30

夜勤21:00〜9:00

 

概ね、この5つの時間帯に分かれて運営されています。

中には平日の日勤帯だけ勤めているパートさんや、お昼前から午後の3時くらいまで働く清掃員さん。夜勤は無くて日勤帯だけだけど給与は雑巾介護職の倍はある看護師様などなどそれぞれ都合のいい時間帯を選択して働いています。

基本的に管理者クラスは普通のサラリーマンと同じで日勤帯だけの勤務なのが一般的なようです

 

今流行りの「ちょい足し」ではないですが自分の都合のいい時間を選んで働けるのは子供のいる家庭や主婦層にとっては勤めやすくて、ここは介護業界のいいところだと思います。

 

自分のような常勤のパート(笑)の男性職員はもちろん正社員と同一労働で、早番から夜勤まで全部こなします。

必要最低限の職員の数に届いていないうちのような施設では

 

早番+日勤 (6:30〜17:00)

早番+遅番 (6:30〜19:30)

 

のように1人が複数の時間帯をまとめて受け持つ「重ね勤務」が一般的です。

法定で定められている休憩時間も取れたり取れなかったり。

入居者の誰かが熱発したり転倒して怪我をしたりといった事態が発生するとそれを処理するのに人を取られて休憩がなくなったり、サビ残に繋がるのも日常茶飯事です

 

ちなみに、この会社にはタイムカードがありません。

毎月渡される勤務表通りに出勤して、その確認や、残業をする場合の申請は上司(主に施設長)に行い、いつもいつの間にか作られている自分の一月分の出勤状況の表に押印を求められ、それを元に給与が算出されているようです。タイムカード無いし残業も申告制だからちゃんとつけられてるかすごく微妙です

 

従業員の殆どは車通勤なのですが、なんと車で通勤していると施設の従業員用の駐車スペースを使用しているということで駐車場代が引き落とされます(月1,000円)

 

タイムカードも無くて残業代もまともについてるかどうかわからないのに至る所で搾り取られます。

なかには普段は自転車通勤だけどたまに車で来て駐車してるズルイ人も居ますが。。

 

夜勤が21:00〜9:00というのは業界のなかではかなり短い方です

 

16:00〜9:30

17:00〜10:00

 

などなど16、7時間働いて「夜勤一回を二日分の出勤」と数えているところも少なくありません

うちは21:00〜9:00の12時間勤務なので(そのうち二時間は仮眠時間だからカウントしない)夜勤明けの日を休日に数えてシフトが組まれています

 

21時から始まる12時間のうち夜勤手当がつくのは22:00〜5:00時までの7時間の深夜帯でそのうちの2時間は仮眠時間になっているので夜勤一回で深夜帯の夜勤手当が付くのは実際は5時間分。

夜勤は平均月に6回あるので

 

1回の夜勤の深夜帯の手当(5時間分)✖︎月6回=一月の夜勤手当30時間分

 

となりますが、実際は仮眠時間取ってる人なんてひとりもいません。

そもそも無理です。

夜勤は60人を2人で見るのですが全室個室なので約2時間ごとの巡視(危険な人は1時間ごと)、そこら中で鳴りまくるナースコールの対応。オムツ交換、トイレ誘導、体位変換、徘徊する認知症への対応、たまにある急変、膨大なカルテの記載、昼間できない業務の処理、翌朝の準備...etcetc

 

をこなさなくてはいけません。

はっきり言って周りからの評価も含めて自分は仕事は早い方なのですがこれだけの業務をしながら休憩を取っている暇はありません

 

夜間になにか事故が起こるとそれの事故報告(アクシデントレポート)等の作成が発生するため、夜勤明けにも1、2時間程度の残業をするのが毎度のことになっています

 

これだけやって一月分の夜勤手当は5、6000円程度。夜勤一回ではなくて一月分まとめてで5、6000円です。

これは自分の知る限りの業界内で最も低い金額です。

死堕亞のやり方①

高い志に美しい理想、高潔な倫理観に崇高な理念。嘘とデタラメで塗り固めた求人に膨大な離職率。バカみたいな低賃金に無意味な研修。

「春の陽だまり」どころか「冬の谷底」。ブラック企業の内情をご覧あれ

 

 

 

 

職安では「正社員」で求人を出していて、見学や面接に行ってもそう言い張りますが採用されて中に入ってみると実際はパート。

とくに試用期間を設けてから正社員雇用にするわけでも、所持している資格で分類しているわけでもなく公に発信している求人に載せていることは全部でたらめです

 

老人ホームとデイサービスを運営している民間企業なのですが公的な資格や経験よりも、とにかく「うちの会社の教義をどれだけ崇拝できるか」を重要視するカルト企業です

九州は福岡に本社があるそうなのですがバックが実は創◯学会や、統一◯会なのではないかと思うほどのカルトっぷりです

 

運営している老人ホームは顧客は一般より裕福な富裕層向け。とにかく「介護っぽく見えないようにすること」を念頭においた瀟洒な施設です。陶器の食器にガラスのグラス、ディズニーの映画に出てきそうな猫脚の家具に洒落た外観。各階のフロアをシャンデリアが照らし職員の制服も所謂「介護職っぽいジャージ」ではなくて詰襟の白いワイシャツに黒のスラックス、足元は黒の革靴じゃなくてはいけません。

革靴は自分で用意させられますが...

 

陶器の食器やガラスのグラスってそんなの当たり前でしょ?と思ったそこのあなた!甘いです

 

身体の不自由な要介護老人や認知症患者向けの施設でそれらを使うのは実は稀なことなんです!!なぜなら危険だから。

ガラスや陶器は当然割れます。割れた破片で怪我をする可能性があります。

手元がおぼつかない老人たちがグラスやティーカップを割ってしまいもしもそれで怪我をしてしまうと....

 

当然責任はその場にいたスタッフや施設の責任になります。大袈裟な話し入居者本人やその家族から賠償請求をされかねません。

なので介護施設や病院では食器やコップは割れるリスクの少ないプラスチックのものを使用するのが一般的なのです

 

入居者の居室は全室個室。

ベッドは備え付きですがそれ以外はカーテンからカーペット、家電や箪笥まで自由に持ち込めます。もちろんナースコール完備!365日24時間、奴re...介護職員の手厚いケアがついた、なに不自由ない生活が送れます。

ゴミ出しから食事の配膳、掃除洗濯シーツ交換、加湿器やら室温の管理から、電気のON/OFFまで自分では指一本動かさなくても総て整います。

常勤の看護師もいて毎日のバイタル測定から健康管理、週に一度は医師の往診、美容師やマッサージ師の訪問、フットケアに体操教室、脳トレ教室に各種ボランティアによる見世物、諸々のレクリエーションに機能訓練...

これぞまさに平成ニッポンの貴族階級。

 

中世ヨーロッパの貴族や過去の武家社会のお殿様でもこれほど贅沢な暮らしはできなかったことでしょう。

 

それではそんな宮殿を運営している裏方たちはなにをしているのでしょう?

 

認知症の生態①

介護の仕事をしていると色々な状態や症状の人に出会います

 

その中でも「認知症」と呼ばれるものについて詳しく書いていきたいと思います

 

昔は、「痴呆」、「呆け」なんて呼ばれていましたが何年前だかに名称が変わって「認知症」に統一されました

確かに「痴呆」も「呆け」も印象悪いですもんね

 

精神分裂病統合失調症

人格障害→パーソナリティ障害

デキ婚→さずかり婚

インポテンツ→ED

 

名前を変えて印象をマイルドにするのは常套手段です

デブはぽっちゃりに、日本に駐留している米軍への上納金は「思いやり予算」なんてステキなお名前になっています

 

中身は変わらなくてもあら不思議!

名前を変えるとなんとなく柔らかくて深刻な印象が薄まります

 

要は名前は変わってても「認知症」=「痴呆」だということをまず覚えておいてください!

 

一口に「認知症」と言っても実は、その状態や症状は千差万別です

手元の資料を殆ど人に譲ってしまったのでうろ覚えですが所謂「認知症状」を引き起こしたり勘違いされたりする病は70種類近くあるそうです

ですが認知症の約6割は「アルツハイマー認知症」という病態のことを指します

65歳以上で発症するものは単に認知症。64歳以下で発症する認知症を「若年性認知症」と分けて分類していますがどちらもただ、年齢で区切っているだけで頭の中で進行している症状にはなんにも違いはありません

 

ちなみに今(2017/4月現在)の医学では治療法はありません。

症状を緩和するクスリはいくつかありますし(そのうち詳しく書きます)、バリデーションやらユマニチュードやら回想法だの治療だか進行を遅らせるのに有効だと言われている方法論もいくつか思い浮かびますが、根本的に「治す」方法はまだ発見されていません

人間の努力と進歩は無限大だと思いたいのですが著者は正直、この厄介な「認知症」を「治す」ことは不可能なのではないかと考えております

理由はこれから詳しく書きますが....

思想家とリアリスト②

閲覧注意

 

 

 

 

国・経営者「現場の介護職しゃぶり尽くすのぎもぢいいいっっっ」ビクンビクンっっ

 

 

低賃金重労働万年人出不足の4K職業、ブラックの王様、底辺のサラブレッド、最も意識高い底辺職、介護。

 

そんな業界なんだからさぞ、儲からないことでしょう。

そもそもそんな業種やるやつなんているの?と思いませんか?ふつうならそう思いますよね?だって介護の低賃金は介護業界が儲からないからなんでしょ?そう考えるのが当たり前でしょう。。

 

 

 

 

 

でもじつは違うんです!

ソースは特に示しませんが、世の中のありとあらゆる職種の平均的な利益率が2%程度。

介護業界の平均的な利益率は8%もあるんです!!

あまりにも業界が儲け過ぎているから三年に一度行われる国の介護についての法制度の改定の時にも予算がカットされました。ご立派なお国の考え方は「企業に渡すお金は減らそう。だけど現場で働いている職員の給与は上げよう!」こういうことなんだそうです。それが「処遇改善手当」!!国から「介護職員」に当てた補助金です。

毎月届く著者の給与明細のメールには処遇改善時給¥10,958なんて載っていますf:id:UN88:20170408234137p:image

 

もともと少なすぎる介護の給料の中ではこの割合はかなり大きいです。

この処遇改善手当がしっかり手元に届く企業や法人はまだまともな方、全額掠め取ってその中から僅かな額を渡しているだけの企業も山ほどあります。

 

 

イオングループパナソニック日本興亜損保などなど、名だたる大企業がどんどん介護事業に参入してきています。ワタミやメッセージとか撤退したり身売りする会社もたくさんありますが。。

 

どうして特に介護と関係なさそうな大企業が介護に参入してくるのでしょう?

業界の状態を見るに見かねて?超高齢社会の日本の為に社会正義をなす為に...

 

 

 

 

 

 

 

なんて理由だけではありません。

一番の理由は最もシンプルなそして最も重要な理由、「儲かるから」です

 

最初から人件費を極限まで買い叩いている現状、拡大し続ける旨味たっぷりな市場、将来性、参入障壁の低さ、支払いの大半は基本的に保険や税金なので取りっぱぐれがありません。

乗らなくちゃこのビッグウェーブに!!

10兆円産業です。

 

「世はまさに大介護時代」!!!!

 

だれも介護王なんかになりたくありませんが。

 

 

わかりやすく書くといまは、大航海時代と同じなんです。

次々に新天地(市場の拡大/高齢化)が開いていき資本家の宗主国の白人たち(経営者)は現地でプランテーション(介護施設)を作って現地の黒人(介護職員)に奴隷労働を強いて高い利益を得ます。奴隷が待遇改善なんて訴えたら殺してしまえばいいのです。そもそもそんなこと(待遇改善)するはずもありませんし。使いたい放題使ったら捨てて新しい奴隷を探しに行けばいいのです。最近では新しい奴隷を補充するのが難しくなっているのが問題ですが...

 

富める者はひたすら富、貧しい者は永遠に貧しいまま

 

資本主義の本質ですね。格差社会とか言って誤魔化してますが単純に構造上の問題なんじゃないかと思います

 

このまま利益最優先で突き進むとどう考えても破綻して(もうすでにしてるけど)、大悔悟時代に突入するのも時間の問題でしょう

 

思想家とリアリスト①

たしかNHKだったと思うのですが録画しておいた「日曜討論高齢社会 どうする私たちの介護」とか言うのを見返しました。。

 

どう考えても糞つまらなそうな題名です

。せっかくの日曜にこんなの見てるなんてそんな哀しいやつ日本に1人でもいるんでしょうか?

 

土日とか関係ない僕には理解できません。うん。休みないからね

 

司会者のおじさんとおばさんが1人ずつ、偉そうな学者センセーが3、4人、現場の管理者だか、なんとか協会の理事だかのおばさんが2人。

討論スタート

 

 

「あと10年もない2025年問題を...」、「地域差によって高齢化に差が出て....」、「心と心の触れ合いが....」「外国人労働者がこれ...」、「専門職としての...」、「給与の改善が...」

 

 

大体こんな内容だったと思います

結局何1つ答えが出るわけでなし納得できるわけでなし

現場の窮状と美しい理想論、誇り高い社会的意義と、コストの削減と負担の地域やボランティアへの押し付け、もとい分担。

 

現場の実情と机上の理論。話が噛み合うわけがありません。

現場代表的なおばさん達は高い志と立派な役割を喚き、御用学者のおっさん達は国の財政と今後の数字の話をします。

アホらしいったりゃありません。

 

低賃金重労働、人手も足りなきゃやり甲斐も見出せない。そんな職業に就く人間をどこから集めてくるのでしょう?

全産業の平均より約12万円少ない月給。それも現場のパートの介護職から雲の上の甘い汁啜りまくりの経営者まで合わせた平均です。。

 

「処遇改善手当を月に1万円上乗せしましょう!」

 

なんて言ったって他業種の平均より12万少ないのが11万少ないになって....「なんだって!!介護職の給与が改善された!よし!じゃあ僕も介護職を始めよう!」。。

こんな奴いねーよ

 

大昔だったら戦争でも起こして捕虜を集めて奴隷にして当たらせるか、国から突然、赤紙的なものが届いて「おめでとうございます。明日から3年間、あなたの仕事は尻拭きね!てへぺろ★」なんてできたら解決するかもしれませんが平成(そろそろ変わる予定)日本にはできません。

 

介護職の給与の改善だって、実際の業務によって利益が発生しない介護業では税金や保険を主な財源にしているため、つまるところ、そこをあげなきゃ話になりません。

40才から強制徴収される介護保険料を払っている(納めている)第2号被保険者の皆さん(全国民の40〜64才の人)や各市町村にそんな負担を受けることや余力があるとも思えません。

 

でも富裕層の貴方達にはムカつくだろうけどたっぷり払っていただいて....

 

処遇改善手当だって国は一応は、個々の介護職に当ててという名目にしているけど中継ぎの企業が掠め取ってるんだからどうにもならないんだけどね...,

 

白衣の天使の表の顔③

閲覧注意

 

 

「より高度で専門的な」上級専門職である看護師様、正看護師だろうと準看護師だろうと看護学校卒業してから現場の経験なかろうと、何十年ブランクがあろうと他業種よりも上位な職種だそうです。

 

医療現場や介護施設では介護や他の業種があれこれ業務を行う場合、「医師、看護師の指示の元」と前置きがつくことが多々あります。

例えば利用者様たちが入浴をする前に、例えば利用者様たちが機能訓練を行う前に。

特に介護施設では医師が常勤していることはほぼないので看護師様の指示を受けて業務を行います。

何もかもそれを理由にするわけではありませんが人員不足で「生活支援(自立支援)」がメインの介護職と「医療行為」を担う看護師様、業務の流れもタイミングもいろいろ違います。ですが当然、常に優先されるべきは「より高度で専門的な」業務を担う看護師様です。

怒鳴られなじられ嫌味を言われながら、彼女彼らの下働きをするのが我ら介護の仕事です。

彼女彼らからしてみれば、底辺無能で使い捨てボロ雑巾の使えない介護の都合なんて知ったこっちゃありません。

 

「大したことしてるわけでもないのになんでできないんだろうね。こいつら今までどうやって生きてきたんだろwww」

 

実際に四十代の普通に結婚してる看護師(女)から言われたことです

 

いつも露骨に見下されこき使われています。そこらじゅうでナースコールが同時になっていようとそんなのの対応は下働きの介護にやらせときゃいーんです。

自分たちの使う物品の補充も準備も、自分が見つけた便失禁して糞尿まみれになっている利用者の後始末も下請けの介護にやらせりゃいーんです

より高度で専門的な自分たちはそんな汚れ仕事せずにゆったりカルテを書いて、好きな時にタバコをふかしに行けばいいんです。

ひたすら他人の悪口言いながら

 

..全員が全員そんな人ばかりではありません。中には協力して業務にあたってくれるひとも少しはいます。少しは

 

経験則ですが人格のやばい看護師は高齢で独身の看護師で、もっともっとやばい看護師は旦那が医師の看護師です

 

 

「だったら介護なんかやってないで自分も看護師になればいいじゃん。なれないくせに、底辺のくせに恨み言ばかり言ってやっぱり介護って屑だな」

 

 

ここまで読んでくれた貴方は(そんな人いるのかな?)きっとこう思うことでしょう

 

ですがただ恨みつらみを吐きたいだけではないんです。介護なんかより、よほど大変で責任も重い看護職、自分たちもそりゃあもう大変なストレスを受けているであろうことはよくよくわかります。それでも患者や上司にはそんなこと言えません。

周りに愚痴ったりも出来ないのかもしれません。自分たちの「下請け」の介護を捌け口にするのも当然のことなのかもしれません。

だけど信じられないかもしれないし貴女達からしてみたら、くだらない、つまらないことしかしていないだろうこっち(介護職)だって割と本当に大変なんです

 

誰だって子供の頃や現在進行形でケガや病気で病院に行って、看護師さん達にお世話になったことがあるはずです。

感謝もするし尊敬もします。

ただ、じぶんがいまの仕事(介護福祉士)に就いて彼女ら彼らと接するうちに敬意や尊敬は失望に変わってしまいました。