孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

介護職の人間性

 介護の資格についてはなんとなく「ふーん。そんなんあるんだー、別に興味ないけど。」くらいに理解していただけたと思います。

 

 ではその資格を取ったり取らなかったりして実際に介護施設やデイサービスで働いている人たちってどんな人たちなんでしょう?

 

 老人や体の不自由な人のお世話(自立支援)を職業にするくらいなんだからきっと、優しくて思いやりに溢れた、心の清らかないい人たちなんだろーなぁ.........

 

 

 

 

 

 

なんて思う人はいませんよね?

実際、平均的な日本人の介護職に就いている人のイメージって....「負け犬」、「落ちこぼれ」、「底辺」、「クズ」「無能」、「犯罪者予備軍」、「他の仕事に就けないバカばっかりでしょ?」

 

 てな具合が正直なところじゃないでしょうか??

かなり恣意的に書き連ねましたが決して大間違いではないと思います。実際、僕もそう思います。

いい歳して介護なんかやってる男は他にどうしようもなかった可哀想な人なんだろうな.....

こう思うのが普通でしょう。

 

 だって、誰でも知っている低賃金重労働。なんの生産性もないボケ老人達の糞尿処理。年末年始もお盆もGWもない...どころか24時間すら関係ない勤務体系、バカのひとつ覚えのように絶叫される「ヤリガイ」。

こんな仕事、余程のバカかマゾヒストじゃなきゃやりません。

ブラックというより漆黒の職業です。

正直、介護職になるくらいなら売春婦になった方が何割かマシかもしれません

 

 僕がこの業界に足を踏み入れてからいくつかの介護現場(老健、病院、有料老人ホーム)で出会ってきた3桁は楽に超す介護職の人たち。

正社員・パート問わず、老いも若いも男女も関係なく大勢の人がいました。

決して全員とは言いませんがほぼほぼほとんどの人に当てはまることは...

 

 

「やりたくてやってるんじゃない。」

 

 

という点です。

ちなみにその3桁は楽に超える人たちの6,7割の人たちは介護自体を辞めたor他の職場に去って行きました。

 

 くどいですがもう一度言いますが、決して全員ではありません。中には(本当にごく稀に)介護の仕事が大好きで誇りを持って働いている方もいらっしゃいます。

 そういう人からしたら、こんな風に言われるのは堪ったもんじゃないのもよくよく分かります。

でもそういう貴方でも上に書いたような人が多いっていうのは心の隅ではわかっているんじゃないでしょうか?

 

ニートやフリーター、シングルマザーや母子家庭。職員の圧倒的な未婚率や離婚率。他業種ドロップアウト組に失業者、どこも長続きせずにいくつもの介護施設を渡り歩く通称「渡り鳥」。。他に就職の口が無い中年世代。

こういう人たちがすごく多いです。

所謂「リア充」なイメージはあんまり浮かびません。

 

別に悪いとは言っていません。

新卒で入って来る子なんてほとんど聞いたこともありません。

 

 だけどそれでも境遇なんてどうでもいいんです。動機だってなんだって構いません!やる気と覚悟と仲間と、ほんの僅かな志さえあればどんなところでも、どんな仕事でも頑張れます!!

 

でもしかし「燃え尽き症候群」ってご存知ですか?

バーンアウトなんて言い方もします。

 

 次は、低賃金重労働に並ぶ介護職の忌避される最大の理由の一つ「人間関係の酷さ」について触れてみたいと思います。

 

fin.