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アラサー介護の戯言ブログ。

アラサー介護職(♂)の憂さ晴らしです。。

新入職員

たしか去年のことでした

 

いままでは施設長やケアマネが兼任していて空位だった「入居相談員」というポジションに久しぶりに採用希望者がやってきました

 

見学にやってきた男性は三十代前半、既婚で小さなお子さんが2人いるという背の高い人でした。はきはきとよく喋る自信に満ち溢れた方でした

 

前職は割と大手の商社で営業職をしていて商談を取ってきたり話をまとめるのはお手のもの。介護施設にとっての「お客様」である新しい入居者を探してきて話をまとめるのがお仕事です

 

介護の経験やこの業界についてはまるっきりの門外漢なんだけど前職で培った経験をシナジーに入居相談員を勤めていくつもりだったようです

 

だけどはじめから営業に出るわけではありません。最初は現場に入ってもらって所謂「老人ホーム」というのがどんなものなのか把握してもらうところから始まりました

 

なんの知識も経験もないけどとりあえず入居相談員をやってみる。

そんな彼からしてみたら施設内で獣のように暴れまわる認知症老人や自分じゃ全くと言っていいほど動けない要介護度5の人たちには相当面食らっていたようです

 

じぶんがどんな世界に足を踏み入れたのか自覚があったのでしょうか?

商社の営業の経験を活かしたバリバリの営業職(入居相談員)。

きっとそんなニュアンスで入ってきたのでしょう

決して 悪いなんて言ってません

 

万年人手不足のこの業界、前もどこかで書きましたがどんな方でもウェルカムです。来るもの拒まず去る者に縋る

 基本的にどこもそんなスタンスです

 

来る人も滅多にいないし続く人なんかもっといないけど

 

それでも自分がどれだけグロテスクな世界に飛び込んだのかを自覚すべきです

全宇宙で最大最強の弱者様たちの生活と人生と命に全責任を負う最底辺の舞台に自ら上がったということに

 

結局その人は現実が思い描いていた仕事の内容と違ったせいか安すぎる給料にウンザリしたのか二ヶ月程度でいなくなってしまいました。