閲覧注意
一度は耳にしたことがあると思いますがこの国には「モンスターペアレント(略してモンペ)」と呼ばれる人種がいます。たくさん
学校や先生たちにとんでもない要求やクレームを入れる生徒や児童の保護者の事です。なにかもうある種、滑稽なネタ的なものになってきていますがこれと全く同じ事が介護の現場でも起きています。
介護職や企業にとって入居者様もそのご家族もお金を払ってくれる大切な顧客です。
あえて日本風な言い方をすれば「神様」です。お客様は神様
根強い文化で治らない病気です。
最初にこれを言い出した誰かさんの使っていた意味合いと現在の意味はだいぶかけ離れてしまっているようですが、今現在「お客様は神様だろうがっ」っとコンビニのレジで絶叫しているあの人たちが言っているニュアンスで定着しているようです
介護職にとっての神様、利用者様とそのご家族。。
特に利用者様は「要介護の高齢者」!弱者の中の弱者!!全宇宙に存在するありとあらゆる存在の中で無敵かつ最強の存在です。なおかつ神様です。
それを支え、支援し(正しい言い方をすれば自己実現と自立支援)する介護職は利用者と対等な存在とか言われていますがとんでもありません!
介護士と看護師の差よりももっとずっとかけ離れています。
ここまでくっきりはっきりと「神と奴隷」を体現している事象は現代のニッポンには存在しません。
認知症のボケ老人の戯言もモンスター家族のクレームも「神の御言葉」です。
それほど家族からの意見やクレームは重いのです。職員の首なんて簡単に刎ねられる死神の鎌なのです
話がだいぶ脱線したので元に戻します。
つまり介護職や企業にとって神様である家族からの意見やクレームに介護職や企業は逆らえません。どんなにデタラメな事を言われても、どんなに的外れな事を言われてもです。
たいていは窓口である相談員やケアマネがうまいこと処理するものですがそれがうまくできない人がほとんどです。
二言目には「高い金払ってるんだから」なんど聞いた事でしょう?
「もっとちゃんと見てもらわないと困る。」おっしゃる通りですが職員も全く足りていないし、何から何まで丸投げされても対応できません。
家族からすれば厄介な要介護老人を施設に放りこんだ時点で終了。
あとは金さえ振り込んでいれば立派に介護している気になるのでしょう。
後は全部人任せ。何もかも十全に進めてくれるに違いありません。
そうでなければ許せません。
だけど本当は、季節ごとの衣類の用意や、細々としたものの入れ替え、体調が悪くなった時の病院への送迎、たまには顔を出して身内の様子やADLくらいは把握していた方がいいはずです
確かにレスパイトケアも介護職の役割であり業務のうちです。ですが、あなたの親の世話を丸投げしておいて職員にボロクソに喚き散らすことも、重箱の隅をつついてクレームを入れることも「親孝行」していることにはなりません。