実際に現場で働いていると名前くらいは聞いたことのある薬品から、なにそれ?っていう薬までアルツハイマー病の根治に向け続々と新しい治験薬の開発が進められているそうです
数多くの抗アミロイドβ抗体が開発されるも臨床試験では効果が確認されないというケースが続いています
抗体治療が認知機能の回復に効果をあらわさない原因の一つは抗体がタンパク質であるためでないかと考えられています
脳の血管には「血液脳関門」と呼ばれる特殊な壁があり血液中から脳に必要な物質だけが取り込まれそれ以外は排除されるという仕組みを持っています
タンパク質である抗体は血液脳関門をほとんど通過できずそのため薬効を示さないのではないか、というのです
要は、入口に黒服の怖いお兄さん(血液脳関門)が立っているお店と同じで一見の客はお断りされてしまうので店内(脳内)まで到達できないため薬の力が発揮できないのでは.....ってことかな?
そこで、抗体治療とは異なるアプローチによる創薬研究も行われているそうです
例えば、脳内のアミロイドβ濃度を下げるため、アミロイドβ前駆体タンパク質(APP)からアミロイドβを切り出すはたらきを持つ「βセクレターゼ」を阻害するという方法がかんがえられています
うん。
なんのことかさっぱりわからないけどつまり、怖いお兄さんがいてお店の中(脳内)に入れないからお店の中のキャバ嬢(アミロイドβ)を、店員を買収するとか、まだキャバ嬢になってない体験入店中の女子大生(アミロイドβ前駆体タンパク質)を先に口説いとこうとかして別ルートで外に出てきてもらう作戦に切り替えたってことですね!
いつからキャバクラの話しになったのかな?
現在開発中の主な治験薬には....
ミクログリア機能調整薬
βセクレターゼ阻害薬
ソマトスタチン受容体刺激薬
ネプリライシン刺激薬
リン酸化酵素阻害薬
タウ凝集阻害薬
......etcetc
などなど様々な研究が行われているそうです
主だった開発元は製薬企業のアストラゼネカ社、イーライ・リリー社、日本の製薬会社のエーザイ(Eisai)なんかも研究開発しているそうです
日本の企業のエーザイは、よく使用されている認知症薬の「アリセプト(=ドネペジル)」の販売元なんだそうです
なんだろう?名前聞いただけでなんかワクワクするwww
厨二病の薬は開発されてないんですかね?笑笑
何かそのうち、「アンブレラ社」とか「オズコープ社」、「スターク・インダストリアル」や「エセックス社」「レックスコープ」でDr.オクトパスやレックス・ルーサーが治療薬開発してくれそうな気がします笑笑
なに言ってるかわからない人は無視してください
上にあげた「治験薬」というのはまだ開発の途中で世に出ていないもののこと、研究が進んで効果が実証されて認可が降りて販売されるまでにはまだまだ時間がかかります
特に開発された国(主にアメリカ)以外では国ごとの認可が下りるにはさらに長い時間がかかることでしょう。
つまりはまだ遥か先の未来の話ということです
いま現在、日本の介護/医療現場で実際に使われている認知症薬はコリンエステラーゼ阻害薬というのに分類される、アリセプト、レミニール、リバスタッチ
NMDA受容体拮抗薬と呼ばれるメマリーという薬があります
どちらも「認知症の症状を抑制する薬。症状の進行を緩やかにする薬」であって認知症を治療する薬ではありません
例えるなら、風邪を引いた時に、「熱や咳や喉の痛みを緩和する/抑える」為の薬と同じで風邪そのものを治せるものではありません
介護やってる人なら聞いたことがあると思います
因みに上であげたのは商品名で
商品名アリセプト
薬品名ドネペジル
商品名レミニール
薬品名ガランタミン
商品名リバスタッチ、イクセロン(貼付薬)
薬品名リバスチグミン
商品名マメリー
薬品名マメンチン
となっています。
凄くややこしいですが、このくらいはなんとなくでも覚えておかないと仕事をする上で看護師にバカにされる可能性が高いので頭に入れておきましょう!