はじめてその話を聞かされた時のぼくの素直な感想は「面白くなってきた!」。
なぜだか怒ったり悲しんだり父親に「裏切られた」と思ったりは全然しませんでした。そもそも味方だなんて思ったことなかったし
もう笑うっきゃない
底辺だろうが掃き溜めだろうが頑張って上位をキープしてきた自分の高校生活はガラガラガッシャン崩れました
....もともとなにも崩れるほどに積み上げたものなんてなかったのかもしれないけれど
当時18かそこらだったじぶんはもう可笑しくて可笑しくてしょうがありませんでした。
なんて不幸なんだろう!
誰がこの愉快な物語の筋書きを書いているのだろう?
自分の人生の作者はシェイクスピアに違いない!!
テアートルム・ムンディ!!!
そんな妄想を膨らませてケタケタ笑っていたじぶんは立派に狂人でした。
そもそも生まれた時からを振り返ってもまともに育つはずがありません。
狂気は狂気を、絶望は絶望を、悪夢は悪夢を生み出すに決まっています。
「なにもかもメチャクチャになってしまえっ!!」
今も昔もこれが自分の根本原理。
「奨学金」なるものの存在はなんとなく知っていたのですがなにか明確な目標があって大学進学を目指していたわけでもなく降って湧いた経済的理由からサッパリというかアッサリ大学進学を諦めたじぶんは地元の短大に入学しました
専攻分野は異文化コミュニケーション、図書館司書、経営情報、簿記、心理学、文化人類学、近代日本史、政治、経済、エトセトラエトセトラ...
よくある「なにを学ぶの?」って感じのなんだかよくわからない学部と学科の学校でした。 ゼミに選んだのは「異文化コミュニケーション」。
異文化どころかふつうにコミュニケーションとれないのに、なにやってるのか自分でも不明でした。