孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

親から虐待されて育った大人。⑩

 

短期大学というのは主に女の子が通う学校で入学した当時も男子学生は学年の一割程度でした。

 30人はいなかったと思います。

 

Fラン私大の学部の一つだった短大で授業の内容もおもに「就活予備校」のような有様。

  そんなにまじめに勉強しようと思って入学してくる学生はほとんどいなくて地元では「キャバ短」とあだ名されていました

 昼間は学生、夜はキャバクラでアルバイト。みたいなギャル系女学生ばっかりのところだったからです

 ギャル6割 腐女子2割 普通1割 メンヘラ1割 このぐらいの配合でした

ギャルって死語なのかな?

 

周りはキラキラした女の子だらけ!🤩めくるめくオレンジデイズが展開される....ことは当然なくてちらほら同じ高校から進学していた男子生徒と表面上だけの付き合いをして取れる資格を取って(事務・PC関連 ぜんぶ忘れた。)図書館にこもって課題をこなす。地味な生活を続けていました

 昔からやたらと本だけは読む子どもだったのでここで単位を取って「図書館司書」の資格を取りました

 

 わりと早くに短大への進学が決まったので高校在学中に自動車学校に通ってとんでもなく苦労してマニュアルで車の免許は取ってあったけど車買うお金なんてなかったのでペーパードライバーのままとくに遊びに行ったりもしない...今では免許証は金色ですがマニュアルで運転なんてしたこと一度もありません笑笑

 

高校時代と違って特に仲のいい友達がいたわけでもなく昼間は学校で講義、夜はアルバイト....なによりも貴重な青春をただただ浪費する灰色の日々をおくっていました。

 

この頃から精神病院に通いだした母親と家の中でさらに立場が弱くなった父親。。 少ない親族から袋叩きにあっていました 。なんで離婚しないんだろう?

 

父親に一度だけ、離婚と借金についての恨み言を言うと帰ってきた答えは...

 

 

「俺に養ってもらっているくせして俺に意見するな」

 

 

それから自分からこの話題に触れたことは一度もありません。

 

母親が精神病院に通院しだした理由は、「旦那の不倫で身も心もボロボロになって統合失調症を患ったから。」もちろん通院しだしてから躁鬱病だの人格障害だのおまけの病気が続々と増えていきました。

 精神疾患の百科事典みたいな具合に www

 

当然この「憐れで可哀想」な母親は自分の両親(僕らの祖父母)含めかなり広い範囲の周囲に「自分がどれだけ可哀想な、苦しい思いをした惨めな被害者か」を全身全霊で広めていきました

 

ただでさえ地に堕ちきっていたうちの評判はもっとずっと酷くなっていきました。 ここらへんサディストなのかマゾヒストなのかよくわかりません。

 

周囲に自分を「心を患った可哀想な被害者」と演出する。「病気だから仕方がない」。。この無敵の免罪符を手に入れた母親は、さらに誰にも手に負えない存在に成り果てていきました

魔神かな?邪神かな?

 

 

そんなある日、突然弟から打ち明けられました

「 絶対誰にも言っちゃダメだよ!」と前置きされてから中学に入学してからずっと週一回、学校を訪れてくる「スクールカウンセラー」の先生と面談をしているということを教えてもらいました

 

内容は当然家のこと。サイコパスの母親と幼い頃からのめちゃくちゃな虐待経験について...カウンセラーにも守秘義務?のようなものがあるらしくて絶対に外には漏れないことを前提にあれこれ話しをしていたそうです。その先生から弟は「◯◯君の事例は今まで私が聞いてきた案件の中でも一番酷い。もう児童向けのカウンセラーじゃなくて普通の成人向けのカウンセリングに切り替えよう」と言われたそうです。

 

どんな顔をして聞いていればいいかわかりませんでした。

 その時は、「うんわかった。そうなんだね」みたいなことを言って濁して、そのあと少し経ってから僕は弟から聞いた話を父親に話しました。

 

ただでさえ不倫借金で立場が弱くなっていた父親もいい加減なにか手を打とうと考えていたのかいなかったのか、腕を組んで考えてから母親のところに行きました。そして突然こう切り出しました

 

「頼むからもう家から出て行ってくれ」

 

突然、寝耳に水に意味のわからないことを言われた母親はぽかんとしていました。 「もう限界だ、いい加減。頼むから今すぐ出て行ってくれ」父親はそう繰り返しました

 

母親は意味がわかりません。

 精神疾患の、いつでも被害者の可哀想な自分がなんの非もないのにいきなり追い出される。

わけもわからずに財布と自分の通帳だけを持って自分の車に乗って実家に叩き出されました。

 

外で女と借金作って好き勝手ヤりまくってた屑野郎も唯一溺愛していた末っ子の告白に始めて行動を起こしてくれました。