孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

不都合な真実、或いは破滅の刻。

 

僕「いろいろあって市内の別の支店に異動になったあいつ(同僚B)いるじゃん?」

 

同僚「うん。今はまた出張中でしょ?」

 

僕「そうそう。その彼から電話が来たんさ。(ラインの)」

 

同僚「ほーん。元気にやってるって?」

 

僕「今月の給料(6月分)、手取りで13万無かったんだってさ」

 

同僚「は?」

 

僕「いや、だから、異動になったら給料が手取り13万切ってるんだって」

 

同僚「えっ?なんで?」

 

僕「ここ(自分らの支店)、とは勤務体系も違くて、重ねの勤務がほとんどないんだって。異動したばかりだから慣らし期間なのもあるかもだけどさ。入居者の数も介護度が重度な代わりに人数は少ないから職員数もすごく少ないみたいだし」

 

同僚「で、だからなんで手取りがそんなんなっちゃうの?」

 

僕「現状、勤務が日勤帯だけだから?俺らは正社員じゃなくてパートだし、時給もすごく低いからね」

 

同僚「彼、一人暮らしでしょ?いくら都会に比べれば家賃安いからって部屋代と水道光熱費、携帯料金引き落とされれば残るの幾らくらい?そこから食費やらなにやらやりくりしてさ。。専従で丸々働いている30代の男の給料がそれってあまりに酷すぎない?なんなら高校生や大学生のアルバイターのが稼いでるよね?」

 

僕「その通りだよね。流石にそれじゃあ生活厳しいから、そっちの施設長に話ししたら、「とりあえず頑張って」って言われたんだってさ」

 

僕「なんとか時給上げてもらえるように交渉中らしいけど、だからっていきなり、100円200円上がるわけもなし....」

 

同僚「俺たちと同じで「正社員で雇用」って求人見て応募してきたほぼ同期だけど言わずもがな、三年勤めててもまだパートのまま。言われるがままに試験受けて、レポート提出して、講習受けてってやってるけどそれでもパートのまま。」

 

僕「今はより人手不足な支店に人柱で送り込まれてるから早番〜遅番の過剰勤務で、それでなんとか最低限生活できるだけの賃金になってるけど異動した支店に帰ってきたらまた手取り13万の生活に逆戻りじゃんさ。それって何の為にはたらいているのかな?」

 

同僚「現状を改善する為に出来る努力、例えば「副業」を探すなり、資格取って資格手当を上乗せしてもらうなりしなきゃだけど、曜日も暦も24時間すら関係ない介護業務のシフトで出来るアルバイトなんかなかなか無いし、資格取るにしたってその「講習費用」すら捻出する余裕もない。会社の都合で「異動」させられてるのにその行った先で自分が生活するお金すらまともにない....なにそれ??会社は現場の俺たち(介護職)をどれだけ軽視して殺そうとしてるんだよ?」

 

僕「資格取ったところでね...介護福祉士(国家資格)取ったところでそれで付く手当は一月に¥10,000。。数年間と何十万の時間とお金を費やしても戻ってくるのはそれだけ。馬鹿馬鹿しくてやってられなくなる」

 

同僚「パートから正社員への昇格の条件は、上が言うには「会社への貢献とご利用者様からの信頼」。それって何が目安でどういう基準なの?結局、上の連中の裁量と気分と好き嫌いってことじゃん?」

 

僕「実際、生活するのも厳しいからそいつはもう辞めるかもって言ってたわ。職員が定着しないと人員不足の解消なんて出来るわけないのに、定着させる気がさらさらない。アホみたいな「理念」やら「思想」を撒き散らすのはいいけど問題の解決を図る気がこの会社には全くない。挙げ句の果てに面談のときにそれを話したら「自分たち(上層部)は求人を出しているのだから、それで来た新入社員が定着しないのは現場のお前らの責任」と言い切りやがった」

 

同僚「新しく入って来た人たちが辞めていく理由ってもう、何人も見て来たけどみんなおんなじなんだけどね。求人の虚偽、度し難い低賃金、待遇の悪さ、現場の人間関係の災厄さ....」

 

 

同僚「それで、人手不足な支店にパートの職員をねじり込んで首の皮一枚でギリギリ繋いでる。もう改善のしようがないし救いようがない。なにもかも下に押し付けて使い潰して切り捨てて知らん顔。数千万から数億の金をかけて、入居者も職員も集まるかわからない新しい施設を開設させる暇があるなら、今ある施設の環境と、職員の待遇をどうにかするべきだと下層民の俺なんかは思ってしまうのだけどどうだろう?」

 

僕「王侯貴族が労働と徴税を課している平民や農民のことを考えたことなんて人類史の中で一度もない。」

 

同僚「ゆうても、この状態が介護業界のなかで特別珍しいってわけでもない。ピンからキリで、うちは明らかに「キリ」寄りだろうけど、どこ行っても大抵変わらない。もうこんな職業や業界は無くしてしまった方がいいんじゃないかと考えてしまわなくもない」

 

http://cedar-web.com/company/

 

僕「介護職、必見の情報サイト「みんなの介護」にはいろいろなコラムが掲載されているのだけど、その中の「介護ノミライ研究所」って生物学者の先生が執筆しておられるコラムがすごく面白い‼️」

 

⭐️みんなの介護

https://www.minnanokaigo.com/

 

⭐️介護ノミライ研究所

https://www.minnanokaigo.com/news/sakai/

 

僕「ざっくりまとめるともう、種としても社会の発達段階からしても飽和して限界近くまで来ている「人類」は、もうそろそろ滅びるかもしれない。地球の歴史の中でいうと「6番目の大量絶滅」がすでに始まっていて、その先端に在るのが超超超高齢社会の今の日本なんだって。なにかしら対策を取らないと破滅は必須。その試金石になってるのが「介護業界」とかなんとか...大仰に聞こえるだろうけど読んでみると凄く説得力がある..気がしないでもない」

 

同僚「なんだか、エヴァンゲリヲンに出てくる「人類補完計画」やニコル・ボーラス卿の「破滅の刻」みたい....笑笑」

 

僕「もう、長いことこの業界(介護)にいて、俺も頭がオカシクなってきているからなにが普通でなにが間違っていてなにが正しくてなにが悪なのかよくわからない。ただ、現状が狂っていることは間違いがないと確信している。。」

 

同僚「もうこれ以上「犠牲者」を増やさない為には、定期的に発狂したお仲間のキチガイが起こす「介護テロ」は、もっとずっとこの業界に人を寄せ付けなくする為に必要なのかもしれないね」

 

僕「タブー中のタブーだけどもう今更、底辺キチガイ介護職が凶悪事件起こそうが、世の中に娯楽を提供するだけでそれが現状の改善や業界の浄化に繋がることはほとんどないと思われる。今井隼人も、植松聖もあれらはある意味で逆十字に列聖されたわ。」

 

同僚「はい、アウトー。一発レッドカードだよー」

 

僕「まぁ、結局俺らがごちゃごちゃ言ったところで単なる「戯言」なんだけど」

 

 

 

fin.