孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

暁のグランギニョル

2018 1/1 am6:30

 

前日の大晦日も遅番で22時ごろまで働いて帰って、寝て起きて早番で出勤。

 

来るなり、なにやらご立腹な夜勤者さん。

 

夜勤「ちょっと僕さーん!!◯◯号室の◯◯さん、超うざい!!全く話聞かない!どうにかしてきて!!」

 

僕「おけおめ。ほーん。ドユコト??」

 

◯◯さん

もとは福祉系だか養護学校の教員だかの意識高い仕事をしていたらしい神さま(♂)。

あまりに身勝手かつヒステリック、仕事にかまけて家族を省みなかった為に奥さんや子供から断絶されて精神を病む。適応障害と診断されて病院に入れられて、自分でも「頭がオカしくなった」と仰られており、見るに見かねた兄がキーパーソンになって入居されてきた人。

 

ガチガチの左翼でとにかく政権批判と「市民運動」的なものが大好き。まいにち朝◯新聞の隅々まで目を通し、居室には「アベ政治を許さない!」の大々的なスローガンが紙に書かれて掲げられている。

施設がゴミとして捨てる新聞やら雑誌を拾ってきては気に入った記事を切り出して、これも壁にべたべた貼り付けている神さま。

 

目に留まった「地域運動」、「市民活動」に参加するためにとにかく四六時中外出しておりこの人のカルテの記載は他の神々の三倍の手間がかかる反面、とんでもないクレーマー

「権利」「人権」と言った言葉が大好きで事あるごとにいろんなことに首を突っ込んでは周りの神さまたちとトラブルを起こしている。

自分たちは施設や職員から虐げられていると堅く信じており、自分の発言や言動は周りの「かわいそうな弱者」たる老人さまの権利擁護と人権と尊厳の啓発の為に行なっているため、全方位(他の神様含む)からウザがら....感謝されている至高の存在。

 

その◯◯さん、なにやら便秘続きで前日も通じ薬を内服されたそう。

それでもスッキリう◯こが出ないため「摘便してくれええええええっ」と夜中中騒ぎ倒していた模様。

 

※摘便(てきべん)

自力で排便できない人/場合に、他者がア◯ルに指を突っ込んで💩をほじくり返して掻き出す事。(医療行為)

 

これは医行為なのでそもそも介護職には(法的に)行えないこと。

言われたからって勝手にやるわけにもいかず医療者(看護師当)に報告してバトンタッチするしかないこと。

夜勤帯に看護師はいない。。

 

泣こうが喚こうがきっちり説明したらわかってもらうしかなくてそれでもダメなら腹部のマッサージでもして腸の活動を促す...程度のことしか介護職には出来ません。

 

夜勤者「自分でやるとか言い出してて部屋の中メチャクチャにしてる。僕さん見てきて!」

 

僕「.....了解。」

 

 

部屋の前まで行ってノックしてドアを開ける🚪

 

床に敷いてある新聞紙、その上に汚れたランニングシャツ一枚で四つん這いになり尻を突き出してア◯ルをドア側(自分の方に)向けてヒクヒクしながら嗚咽をあげている左翼老人。

 

ア◯ルからはぼたぼたと💩が敷いてある新聞紙の上に落ちていく。

もうすでに撒き散らしたあとらしくて居室内のトイレから入り口の床までベッタリと💩が付着している光景

 

世界全体がまだ眠っているであろう元日の元旦の出勤10分後から、絶頂を迎えつつある老人の、一人ス◯トロを見せつけられているおれ。

こんな汚ねぇ初日の出始めてだよ....

 

清拭タオルを取ってきてア◯ルを綺麗に拭い、トイレやら床に飛び散っている💩を片付けている元日の朝。

....こんな最悪な新年迎えた人間、今年は地球に何人いるかな?

 

僕さん爆散。

 

 

....あれから半年。

もう今年も半分終わったんだなとしみじみ思いながら時計を見上げる夜勤中。

 

 

fin.