ゴゴゴゴゴゴゴゴっ
ゴゴゴゴゴゴゴゴっ
??「はンっ、介護職如きにやられるとは情けないやつよのぉ...」
??「キャハははっ...あれはアタシたち「四天王」のなかでは最弱。少々荷が重かったかしらん?」
??「.............ゴフッ」
江口「......貴方達は....ナニ?」
※建造お爺ちゃんは急激な運動に身体がついてこられなくて、急性心筋梗塞で亡くなったよ!
??「はンっ、これから死にゆく者に名乗る意味などないわっ」
??「......いや、かの有名な悔悟負苦死使、自分を殺した(離職させた)相手の名くらい知りたかろうて」
??「我が名は小島暮夫(54才)!(要支援1 認知症高齢者の日常生活自立度”不認定”) “大いなる歪み”!!!」
※住所無し。職歴無し。配偶者、親族諸々無し 排便無し10日目 左麻痺有り
??「キャハハハハっっ、アタシは三浦茂具子(88才)!(要介護2 認知症高齢者の日常生活自立度ⅱb)”絶えまない飢餓”!!」
※異食・盗食のエキスパート 体重84㌕
排便無し12日目
??「................ごふっ」
小島「....彼は、江村来男(96才)。(要介護5 認知症高齢者の日常生活自立度M)”約束された終末”。」
膀胱癌ステージⅣ 全身転移済
排便無し22日目
三人「「「我ら、神聖敬老者四天王也!!」」」
江口「......貴方たちがここの施設の「ボス利用者」ってわけね...いいわ。三人まとめて介護してあげるわ」
小島「はンっ、我らは揃ってもう一週間以上排便が無いっ!!つまり不穏状態はMAX状態!!さぁどう介助する?お手並み拝見といこうか!絶っ対ぜえええええったい、着替えなんてしないしリハビリパンツも履かないからな!たとえもう何日も入浴も更衣もしていなくて、尿臭がハンパなかったとしてもだっっっ!!」
江口(ニヤリ)
小島「.....っ!?」
江口「一体いつからーーーーリハビリパンツを履いていないと錯覚していた?」
小島「なっ、、いつのまにリハビリパンツをっっ!!衣類も、いつのまにか寝巻きに着替え終わっている!!!」
江口「熟練の介護職にとって、オムツ交換、リハパンの交換など造作もないこと。脱糞したまま徘徊している利用者を立たせたままの状態でオムツ交換が出来て一人前。....立ちオムツは基本中の基本だわ。まぁ私クラスになると徘徊している本人が気付かないうちにオムツ交換を完了させるけれど」
小島「ひでぶっっ」
介護職C「か、格が違いすぎるっ!!そこに痺れる憧れるゥっ」
江口「...憧れは理解から最も遠い感情よ」
三浦「!?小島がいともたやすく!?...でも油断している今がチャンス!アタシはトイレから盗んできたトイレットペーパーと、床に落ちてた消しゴムを食べる!!キャハははっ」
江口「昼食は今済ませたばかりでしょ?」
江口「縛道の六十一っ!「六枚光牢」!!」
三浦「まさか鬼道!?だけど、この程度でアタシの「異食」を止められると思わないことねっっ キャハハハハ!」
江口「どの程度までが「この程度」かしらね?」
江口「縛道の六十三っ「鎖条鎖縛」!」
江口「縛道の七十五っ「五柱鉄貫」!」
江口「縛道の七十九っ「九曜縛」!!」
江口「縛道の八十一っ「断空」!!!」
三浦「..っっ食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べる食べるたべたべたべtbっdpaxtgyjt26〒7」
江口「....なんという食べ物への執着!食べ物じゃ無いけど。」
江口「縛道の九十九っっ!「禁」っ」
江口「はあああああぁ..第二番!!「卍禁」っ」
江口「初曲「止餾」!!弐曲「百連閂」、終曲「卍禁太封」!!!!!!」
ドドドドドドドドっ!
カッカッカッカッ!!
三浦「ピアえええええっ」
グチャっ!
江口「...終わった」
介護職C「縛道って..身体拘束は高齢者虐待防止法で禁じられている筈ですよ?てか介護殺人?」
江口「うるせええええええええっ!!!んじゃお前、対処できるのかよおおっ?体格は大人で(84㌕)、中身は獣のモンスターの群れ、一人で「声掛け」だけで制圧できんのかよぉっ!!!」
介護職C「...出来ません」