よく、前は病院に勤めていたとか、いまは老人ホームで勤務してるよという話になると「お化け出ないの?見たことある?」と聞かれたりします。
病院勤務の時は夜間の巡視の時に、亡くなった患者さんのご遺体を安置している所謂「霊安室」的なところにも真っ暗な廊下を懐中電灯一つで見回ったりしていました🔦
施設(老人ホーム)では、夜勤の巡視中や明け方の起床準備の時に息が止まっている人を発見して心肺蘇生をしなきゃいけなくなる時がたまにあります👀🚑‼️死の2歩か3歩手前の領域が自分たちの受け持っている領分なのでごく当たり前のことです。
余談だけど、なかなか理解できる人が少ないようなのだけど人間は生まれて、成長して、生きて、老いて、死ぬ。
実にシンプルです。
生物として当たり前のことなので「死ぬこと」をそんなに恐れる必要はありません...とか言っててもいざ自分が「君、余命3ヶ月ね」とか言われたらどうなるかなんてわかんないんだけど..
ざっくりと「もうすぐ死にそうな人」に対するケア(広い意味での医療/介護)のことを、終末期とかターミナルケアと言います。
例えば、ガンの末期(ステージⅣ)の場合には身体的、精神的苦痛を取り除くことに主眼が置かれ、オピオイドと呼ばれる各種医療用麻薬を用いて苦しまず穏やかに過ごしてもらえるようにしたり、亡くなられた後には遺族に、グリーフケア(悲嘆ケア)と呼ばれるメンタル面の支援をしたり..ここら辺はほぼ、医療者やカウンセラーの領分になってくるので介護が関わることは滅多にないのだけど...
民間の老人ホームにはないんだけど、老健や所謂「特養」なんかではここら辺も看取り加算という形でお金になったりします💰💰
これから先、この国と医療/介護現場が避けては通れないだろう「尊厳死/安楽死」については今あれこれ勉強してまとめているのでいつか書きたいと思っています👀✍️‼️
ちなみに尊厳死大賛成派です🙋♂️
脱線しまくりましたが、自分の6年弱の介護職歴の中で...介護施設(老健)も病院も老人ホームも合わせると10ヶ所近い現場で働いてきて数十人の爺婆を看取ってきたけれど、お化けなんて一回も見たことありません👻🙅♂️
それどころか怪奇現象やらは一回も体験したことありません。
金縛りはあるけど。金縛りは疲れている時に横になると頭は覚醒しているけど身体は寝てるままとかいう自律神経やらなんやらのあれこれの問題らしいのでとくに霊現象関係ありません。
今までに見てきた俗に言う「見える人」の皆様は「あの部屋は嫌な感じがする」とか「私の夢に利用者さんが出てくると近々その人は亡くなるとか」あれこれおっしゃられていましたが自分は一切そういうのはありません。
なんか数珠持ってうにゃうにゃ言ってる人もいたけど特に何も感じません📿
否定はしないけど、とくにありません。としか言えません。
つーか、生きてる人間の相手で手一杯なので死んだ人の相手までしてられないし、こっちは誠心誠意介護してきたんだから化けて出られる理由なんて全くありません。 出てきたら説教します😤
働いてみるとわかるけど怖いとかそんなこと言っていられないほど忙しいのですぐにどうでもよくなります。
ただ、ひな祭りの時期に飾られる雛人形とか🎎、利用者さんの部屋に置いてあるフランス人形とかはちょっと怖い..
fin.