孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

エキセントリック少年ボウイ(80代)

case1.

 

aさん「助けてぇ〜助けて下さ〜い」

 

職員(aさん、膀胱癌のステージⅣでうまいこと排尿出来ないんだよね。すごく不穏。んでもって身体は元気で認知は重度だから手に負えない。すぐそこら辺でズボンとリハパン下ろしてオシッコしちゃうし...)

 

aさん ジョボボボボボ

 

僕「わわわっ💦そこでおしっこしちゃダメですよ💦お部屋行きましょう💦」

 

aさん「助けてぇくれよぉおお、助けてー」

 

aさんの家族「なんとかしてくださいよ!お爺ちゃん苦しんでるじゃないですか!なんとかしてくださいっっ」(泣きながら)

 

僕(介護の領分超えてるよ...病院行きなよマジで...まぁ病院が捨てたからここなんだけどさ)

 

老人ホームに入居しながらデイサービスに通う。家族と話し合った末に出た結論はこうだったんだけど前例がないことだったんで介護保険うんぬんのあれこれでそれが出来るのかどうなのか県の上層部まで話がいきました。

そうこうしている間に状態が悪化してaさんは入院。病院ではがっつり身体拘束されてすぐに亡くなりました。

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case2.

 

bさん「おい、最近お前セックスしてるか?」

 

女性職員「あはは...」

 

bさん「ちょっとキスさせろ」

 

女性職員「ダメですよぉ〜」

 

男性職員「◯◯さん、介助変わるね」

 

bさん「ふざけんな!お前なんだ糞野郎!どっか行け!◯◯(女性職員呼んでこい)

 

元大工。

屋根から転落して半身不随。60手前でどう考えても老人ではないんだけど何故か老人ホームに入居している。6年弱の介護歴の中で俺が本気で殺意を覚えた唯一の人物。

 

男性職員「....◯◯さん(女性職員)、bさんからナースコール。ご指名だから行ってきて

 

女性職員「えっ...」

 

bさんの居室

 

bさん「お前、もう辞めるらしいな」

 

女性職員「あっはい...」

 

bさん「最後に一回ヤらせろよ

 

女性職員「えっ....」

 

僕「◯◯さん!介助変わるね!つーかそのジジイに呼ばれても行くなって言っただろ何回も💢

 

女性職員「えっでも...」

 

僕「でもじゃねーよ💢💢

 

bさん「なんだお前引っ込んでろ殺すぞオラァ」

 

(今、俺がこいつを殺したとしても裁判が裁判員制だったら無罪になる自信がある(確信)障害者だからって調子乗んなよ)笑笑

 

僕「施設長...◯◯号室のbさんひどすぎますよ...現場が耐えられない..」

 

施設長「僕くんが助けてあげて⭐️」

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case3.

 

cさん。

元々、教職に就かれていたらしいお爺さん。つまり年金受給額が凄く多い💰💰

 夫婦で施設に入居されていて奥さんの方は寝たきり(要介護5)で全介助。

自分と奥さんの二人分の施設の利用料を自分の年金だけで賄っていたそう💰💰(毎月40万弱程度...) だけど、長いこと入居しているうちに状態が悪化。その頃ちょうど寝たきりだった奥様は逝去される。みるみる衰えて自分も寝たきりに。動けない歩けない食べられないわからない起き上がれない状態に...

 どう見ても半死半生。緩やかに看取りになるはずだったcさん。

 家族も奥さんの時は延命処置は望まれず自然のまま亡くなられた...

 

 

が、しかし

 

 

先に奥さんが亡くなられたcさん、つまり今までは毎月40万弱かかっていた介護費用が半分浮いた状態。

寝たきりになったcさんに家族は胃瘻の増設を希望。今度は自分が要介護5で意識も無くなったcさん。寝たきりのまま半死半生のまま栄養と水分を供給されオムツを交換され...家族の希望で年金発生装置として保存されることになりました。

 家族は指一本動かすことなく、生かしたままで丸投げしておけば他人任せで、入ってくる年金で医療介護費用は賄えて残りは懐に💰💰...

 日本の超高齢社会で尊厳死が行われない理由の一つ。

 

お爺ちゃん、いつまでも長生きしてね⭐️💰

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case4.

 

僕「dさん、足元フラフラですよ!無理に歩き回って転倒でもしたら大変だから今日は車椅子に乗りませんか?

 

dさん「嫌だ!歩ける!手を出すな!」

 

ぼく「でも危ないですって💦じゃあせめて私に捕まってください」

 

dさん「やだ!辞めろ大丈夫だから!俺は大日本帝国軍人だぞ🇯🇵‼️

 

ぼく「はいはい」

 

dさん「戦時中の日本の....クドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクド...」

 

僕「はいはい」

 

dさん「軟弱な現代の若造に...クドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクド...」

 

僕....‼️👀 「あっ!」

 

dさん ドテーーン

 

dさん「助けて助けて」

 

施設長「僕くん、アクシデントレポート(事故報告書)よろしく📄✍️

 

僕(マジかよ...)

 

dさん「助けてぇ助けてぇ」

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fin.