孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

うんこ拭きと善悪の彼岸💩⚖

我々、現在90代の高齢者の目標は100才まで生きることではないんです!120才まで生きることなんです‼︎(真顔) by義足爺さん🦿

 

上の台詞は、いつだったかNHKでやっていたキラキラ福祉系番組「ハートネットTVに出てきた某老人ホームに入居中の爺様がカメラに向かって大真面目に主張しておられた話しである🎥👴🦿

現在(2020/7/16)、地球上🌏の男性の世界最高齢者はイギリス🇬🇧のロバート・ウェイトンさん(112)。日本だとそれまで最高齢だった110才のお爺ちゃんが今年(2020)の4/14に亡くなられたので今のところの最高齢者はよくわかんない👴👵💫

うろ覚えなのだけれど、義足の爺様はたしか93,4だったと思うので彼の言う通りに「120才まで生きる‼︎」を達成するためにはまだあと16,7年くらい頑張らないといけない。

ちなみに余談なのだけれど、俺が今までうんこ💩を片付けてきた老人たちの中の最高齢者は106才😲‼️山奥の施設に居た爺さんなんだけれど当然その地域の老人たちの中でも最高齢で歩行器押しながらペンギン🐧みたいにヨチヨチ歩いていたし経口でご飯を食べてもいた🍚

70代でメタメタのヘロヘロのボケボケのギッチョンギッチョンになって寝たきり痴呆🛏🤪💩になる人もいれば、90過ぎてもシャキッとしていて大声で文句言いながらバカスカ煙草🚬を吸って日経新聞📰読んでる人もいる。ここら辺はなにかもう生活習慣とかもあるんだろうけれど、遺伝子🧬レベルの個体差というか肉体の強度なんじゃないかと1,000人近い年寄り共を見てきた俺様は思っている👴👵👀

 

ただ、だからなのかどうなのか当たり前すぎるのだけどみんなが忘れがちなことがある。

 

人間は年老いたら死ぬ

 

信じられないかもしれないし理解不能なのかもしれないけれど本当のことなのだ。...俺からすればこれが理解不能なことが理解不能なんだけれど🤔

 

WEB特集 “崩壊”は介護現場で起きていた~コロナで12人死亡 実態は~ | NHKニュース

 

 上にリンク貼った記事をお読みいただきたい💻📱👀。北海道の札幌市🍜🍣😋にあるナントカって介護施設内でクラスター感染👴👵🦠🦠が発生。病院やら地域の行政やらに助けを求めたが無視(というと語弊があるが..)されて結局、12名の死者が出たというお話である😱

最初の感染者が確認されたのは4/26。それから、あれよあれよという間に入所者71人に感染し結局そのうち12名の方が亡くなられた。施設からは札幌市に、「感染した入所者を入院させてほしい」と要請を出したけれど市からは「入院は出来ない」との回答があったそう。施設で死亡者が出たときの対応をまとめた手順書が送られてきて更に、納体袋の提供の申し出があり職員が激おこぷんぷん丸だったとのこと😡

札幌市が施設に送った別の文書に、市の考え方が記されていました。

入所者は介護を必要としているため、施設に留めて療養してほしいとしています。そのうえで症状が悪化したときに入院を検討するとしていました🏥🚑。

しかし、実際には最初の感染者が確認された日から2週間後の5月11日まで、入院した人はいませんでした。そのあいだ、8人が施設内で相次いで亡くなりました。

(中略)

札幌市は、感染者を施設に留めるかわりに、病院と変わらない医療の体制を整える🏥🩺、としていました。しかし送られてきたのは日中に医師👨‍⚕️1人で、看護師は確保できた時のみ、介護士の応援はありませんでした。介護の責任者、鈴木さんは通常日中は6人必要な介護士が1人しかいない日もあったと言います。当時の勤務表には、その穴を埋めようと🕳連日業務を続けていた様子が残されていました。それでも人手が圧倒的に足りず、入所者の入浴を中止、更に食事の回数を減らすなど介護を大幅に制限せざるをえませんでした。

札幌恵友会 介護統括 鈴木幸恵さん

「想像を絶する状態です。本来介護をしたこともない職員たちも手伝ってくれていました。手伝いに来たある看護師さんに「破綻しているところを初めて見ました」と言われました。ほんとうに凄まじい状態でした。

 

「本来介護をしたこともない職員たちも手伝ってくれました」というのは..まーわりとよくあることで、例えば清掃員のおばちゃんたちや普段なにやってんだかよくわからない事務屋共も介護業務に参戦‼︎となったということだろうけれどこれはわりとよくある話。ただこの短いコメントを読んだだけでも現場が阿鼻叫喚の地獄絵図だっただろうことは容易に想像できる😱😨

こうなってしまうと、もはや職員たちは自分自身の感染リスクなんてど返し状態で駆けずり回る事になる。もちろん、じぶんが感染者になってしまえば、=媒介者になるのと同義で、ご入居者様への感染リスクという観点で見れば許されないことであるというのは当然わかっている。ただ、この場合はもう実際、感染がいき渡り終わったリアルバイオハザード状態だったみたいだから今更ゆうてもしゃーないやんって感じだけど。そのあといろいろ紆余曲折あって収束?したっぽい。施設の感染者の入院を拒否った札幌市側の言い分はというと...

 

札幌市保健所 山口亮 感染症担当部長

「私どもとしては、第2波がもっとも大きな状態だったということがあり、介護が必要な方々が病院に入ると考えた場合に、一般の方よりも人手がかかるという観点から、病院での病床の確保が非常に難しかったと考えています」

「もちろん回復する方もいらっしゃいます。しかし逆にいうと悪化して亡くなってしまう方が出てしまうということになった。非常に厳しい選択になってしまいますが、そういう状況も起こりうるのが今回の事例でした」

 

札幌恵友会 看護課長  佐藤千春さん

「完全な医療崩壊が起きていました。援助をする人間が少ない、でも援助を必要としている人間はものすごくたくさんいる。施設の中は本当に災害現場かと思うくらいの人の足りなさと忙しさと混乱の状況でした」

「家族の望んでいるような最期だったのだろうか。大変、申し訳なかったという気持ちです。でもあれ以上に、私たちに何ができたでしょうか。」

 

札幌恵友会 介護統括 鈴木幸恵さん

「本当に最期まで、息を引き取るまで、つきっきりでした。最期まで声は聞こえると思っているので、がんばって、がんばってと声をかけ続けるしかありませんでした」

 

これを聞いて、作家で活動家(笑)の雨宮処凛あたりだったら札幌市の対応に死ぬほど食ってかかるだろうし、介護を大幅に制限された入居者の中には「人権侵害だ‼︎」と叫んでボロクソ言っていた人らも確実にいたことだろう。面会制限中に施設内でクラスターが発生したことに対して安全配慮義務違反やら損害賠償請求にかこつけて施設や職員を脅した、正義の入所者家族もいただろう。

 伝染病で亡くなるのを「天寿を全うした」と言えるかどうかは意見が分かれるところだろうし、そうなると「家族が望んでいた最期」を提供できなかったわけだから、サービスを提供(笑)する側に対しては批判があってしかるべきであるとは思う。馬鹿でも糞でも腐っても士職としての責任を果たせなかったわけなのだから。実際、負け戦だったわけだし、飛躍して戦時中に例えるならばこの施設は本土防衛のために捨て石にされた沖縄状態だったわけなんだし😱💫

 

ただ、許されないことであるのは承知の上でどの場面においても誰も糾弾及び非難されるべきではないと俺は思ってしまう😬

 

国を挙げての大号令で「医療現場の崩壊を防げ!🏥最前線で戦う医療者を称えろ!👨‍⚕️💉🩺🌡」と絶叫してきたわけなのだけれど、その陰でそれよりもよっぽど優先度の低い介護現場や施設はとうの昔からもうぶっ壊れている。それはある意味で社会的なトリアージの結果でさもありなん...なんだろうけれど💫💫いつだって後だしジャンケン✊✌️✋で負けて叩かれる側からすればなにかこう....やるせないと言う以外にない。。

 

fin.