アラサー介護の戯言ブログ。

アラサー介護職(♂)の憂さ晴らしです。。

家族の言い分③

福祉や介護になんてなんの興味もない政治家も、選挙の時だけは福祉や介護の重要性を叫びます。

老人たちのキヨキイッピョーが欲しいので当然です。

 

そんなこんなで現政権が打ち出した重要政策の一つが「介護離職0」!

 

微妙にわかりづらいですが、介護職の離職を0にしよう!って事ではなくて

 

「一般の仕事で働いている人が介護の為に離職してしまう事を無くそう」

 

という政策です。

要介護老人や認知症老人たちの世話のために労働生産を担う人たちの離職を無くすのが狙いです

GDPや国力、延いては日本の将来に直結する政策なので大いに頑張って欲しいのですが受け皿が全く整っていません。

 

言うなれば今までは家庭の中で家族(主に長男のお嫁さん)が担っていた「介護」という役割をアウトソーシングしてもいいことになりました。

むしろそれを推進しています。

 

人手不足なニッポンでは女性にだって家の中になんていてもらわずに社会に出て大いに働いて戴かないことには世の中が回りません。

 

「誰にでもできる」「簡単な」「なんの知識も技能もいらない」介護なんて何処かの誰かに押し付けとけばいいのです。問題なのはその「何処かの誰か」がなかなかいないという所なのですがそこは気にしないで進めていくようです。

良いのかな?

 

確かに「誰にでもできる」ことではあるんだろうけどそれは、「誰もやりたがらない」ことでもあるのです。

「簡単な」と思われているのでしょうが実際はかなりめんどくさくて大変です。重労働です。

「なんの知識も技能もいらない」と思っているのでしょうが知識も技能もないと破滅します。間違いなく。介護者も被介護者もお互いに。確実に。

 

見えざる手ではないけれど需要と供給のバランスって市場が勝手に調整していくものらしいのですが需要が膨大なのに供給が追いつかない、それなのに供給側の価格が上がらない。

むしろ下げられている。古典的な経済学でも破綻確実な今のシステムのままでこの先どうやって乗り切るつもりなのでしょうか?

 

機械化/ロボットに任せる?理想の介護(笑)を実現するにはどれほど高レベルのAIを搭載したロボットが出来上がるのでしょうか?

それこそ、鉄腕アトムドラえもんレベルじゃないと無理っぽいです

 

安い賃金で外国人にやらせる?移民政策に対しても、ものすごく排他的な島国ニッポンにそれほど人が集まるでしょうか?

観光やビジネスならウェルカムだけど日本人の尻拭きさせる為に人集めって...

そもそも何回か試みて失敗してる気がするし、もしも日本人が求めるクオリティ(語学力含め)の介護をやれるだけの人材がいたなら日本みたいな糞みたいな賃金や待遇でなくてもっと高級高待遇で世界中で受け入れてもらえます。

事実、アジアの中でも韓国や台湾ではそうやって人を集めています。

 

家族間での介護ってすごく大変です。外で働いて家に帰ってきて親族の介護。肉体的にもかなり苦しいし。仕事辞めて介護に専念しようなんて思ったら間違いなく経済的に破綻して共倒れか心中事件です。

なによりメンタルが持ちません。

 

(一応は)専門教育を受けて知識と技術と覚悟を持って臨んでいる(はずの)専門職でもお察しの離職率です。

 

まるっきりど素人の一般人がいきなりやれと言われて「誰にでもできる簡単な」ことでは決してありません。

 

なにより、言い方は悪いですが、老い衰え弱り壊れていく親族を間近で見続けるのって、ものすごく辛いし酷なことです。

上手くいかないし先が見えないし、イライラするしそんな自分自身にすら自己嫌悪を覚えてどんどん心を壊していきます。

 

そうならない為に、未然に防いで負担と現実を受け止める請負人が介護職であり介護士であるはずです。そんなに底辺っぽくないはずです。実際は誰からもどこからも貶められ蔑まれ、自分たちが介護という役目を肩代わりしているその家族にすらも見下されていますが。