孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

アングリーマネジメント②

僕「アングリーマネジメントというのは「怒りの感情と上手く付き合う為のスキル」のことなんさ」

 

同僚「ほーん」

 

僕「そのスキルというのが...」

 

①自分や相手の感情を理解するスキル

②怒りの感情を客観的に理解するスキル

③怒りの感情への対処スキル

 

 

僕「...ってな具合でこれを押さえておけば日々の生活や人間関係でのストレスを軽減することができるようになるかもしれないんだよ」

 

同僚「大丈夫、まだついていけてる」

 

僕「そもそもなんでみんな怒ったりキレたりするのでしょうか?」

 

同僚「そんなん、ムカついたりイラついたり腹立ったりするからに決まってんじゃん。「感情」に理由なんかないよ」

 

僕「その通り!怒りの対象が、人であれモノであれ環境であっても、「上手くいかないこと」や「許せないこと」が溜まっていってそれが表出したものが「怒り(アングリー)」なんだよね」

 

僕「心の中にコップがあったとしてその中にどんどん溜まっていくネガティブな感情がコップから溢れちゃったのが所謂「怒り」」

 

僕「いちおう、専門家風に言うと「感情失禁」とか言うね」

 

同僚「怒りが爆発するってやつだね」

 

僕「コップの大きさは人それぞれ違うからちょっとやそっとのことじゃ動じない人もいれば、四六時中怒ってて周囲に当り散らしてる人もいる」

 

同僚「いるいる。あの人とあの人とあの人と...あとあの人!」

 

僕「たくさんいるね....」

 

僕「上の例えでいうとコップの中に溜まっていく「怒りの原因」になる感情のことを「一時感情」、表出した怒りのことを「二次感情」と呼びます」

 

僕「つまり「原因(=一時感情)」が無ければ「結果(=二次感情)」=怒りわ、沸き上がらないということ。コップの中に水が注がれなければそもそも溢れない」

 

同僚「確かに...「怒る理由」があるから怒ったりキレたりするわけでその理由がなければ怒りなんて沸いてこないもんね!」

 

僕「そんでもってこの一時感情というのは、不安や悲しみ、不満、悔しさなんかであることが多いんだ」

 

僕「むやみに感情を表すことを良しとせず、我慢や忍耐を美徳とする日本人にとって、泣いたり怒ったりすることって「恥」であってよくないことだとされています」

 

同僚「シャカイジンとかいう呪いの肩書きが付くと尚更だよね」

 

僕「だけど、怒りの感情は決して悪いものではなくて、嬉しいや楽しいと同じ自然な感情で「して欲しいこと、わかって欲しいこと」のリクエストだったりします。喜怒哀楽どれも大事!!」

 

僕「とくに「感情労働」なんて呼ばれていて「して欲しいこと、わかって欲しいこと」のなに一つ思う通りにならず、膨大なストレスに晒され続ける我ら介護職は「怒る」場面に遭遇する機会がとんでもなく多い。最悪な人間関係に最低な労働環境からコップの中に溜まっていく一時感情は多いし溜まるのも早い......」

 

同僚「コップの容量がプールくらいあればなんとかなるかもねwwwwww」

 

僕「そんな人なかなかいないよ。いつかは溢れるしね」

 

同僚「俺のコップの容量は太平洋くらいだけど、僕の容量はペットボトルのキャップくらいだよね」

 

僕「うーん...500mlのペットボトルくらいはあるかも」

 

僕「怒りは二次感情。原因になる一時感情が蓄積されていくと表出されるものだということがポイントだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

アングリーマネジメント①

ぷんぷん丸「イライラする」

 

 

 

ぷんぷん丸「凄くイライラする」

 

 

 

ぷんぷん丸「おこーーーーーーーーーーーーっっ!!」

 

 

 

ぷんぷん丸「卍介っっ」

 

 

 

「「「「「激おこ憤憤丸」」」」」

 

 

ナレーター「昨夜、〇〇県〇〇市の介護施設◇◇にて介護職員による入居者への虐待が原因で88歳の男性が死亡しました。繰り返される介護現場での悲惨な......'''」

 

 

 

 

 

僕「自分達もこうならない為に何回かに分けて「アングリーマネジメント」についてお話ししようと思います」

 

同僚「.....」

 

僕「どーしたの?」

 

同僚「全然更新してなかったよね?」

 

僕「うん。ちょっと彼女と海外旅行に...」

 

同僚「嘘つけバカ。どこにそんな金と休みがあるんだよ?3DSドラクエⅪやってただけだろ。てか彼女とかwwwwwwwww」

 

僕「マルティナ大好き❤ 今回は名作だって言われてたけど確かに歴代最高と言ってもいいかもしれない。セーニャも好きだわー」

 

 

 

僕「所謂「感情労働」なんて呼ばれているこの業界。お国が統計をとっている「メンタルを壊す職業ランキング」でも堂々の1位に輝いていたりします。ストレスやハードワークからくるイライラで心も身体も壊して去っていった同僚達...間違いなくいますよね」

 

僕「環境の改善も賃金の改善も、耐え難い神々(利用者)の状態も、そりの合わないあの同僚との同じシフトも....この仕事を続けている限り変わることはほぼありません」

 

僕「だったらどうすればいいのか??自分が変わるか対応するしかありません。。」

 

同僚「他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる!....とかなんとか?」

 

僕「そうそれ!かなり役立つこの「アングリーマネジメント」。シンプルな方法論で日々のイライラをほんの少しでもやり過ごせるようになるかもしれません」

 

同僚「あくまでも個人の感想です。商品の効能を保証するものではありません!....ってアレだね!」

 

僕「うん。まぁそうだけど。キーワードは「一次感情」と、「二次感情」。「6秒ルール」に「べき」でないこと。1つ1つざっくりまとめていこうと思います」

大気圏外と溝の底

僕「なにやらおかしなものが届いたよ」

 

同僚「なになに?」

 

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僕「業界紙てきなもの?特に注文したりしたおぼえはないんやけどね」

 

僕「なにかしら参考になるかしらと思って読んで見たよ」

 

同僚「どんなことが書いてあったの?」

 

僕「一億総活躍社会においての介護福祉士のどーのこーの、EPA(経済連携協定)に基づく外国人介護職の受け入れについて、これからの地域包括ケアについてのうんたらかんたら、現状がやばいことについて、専門職としての...エトセトラエトセトラ」

 

同僚「ほーん」

 

僕「お国の理想の計画についてと偉いおじさんおばさんや、経営者のアツイ想いと意識高いお話し。まぁいつものやつやね」

 

同僚「つまり、アゾリウスが発行してオルゾフが記事載っけた、ゴルガリの下っ端(俺ら)に向けた啓発書的な?」

 

僕「その例え、めちゃくちゃ適切なんだけど絶対に誰にも理解されないことは保証するよ」

 

同僚「因みに、俺たちのお客様はグルールとオブゼダートだよね」

 

僕「その通りやね」

 

同僚「昨日も土日の人のいない時に1人でジジババの誘導してたら戸を閉めた音がうるさかったって頭のおかしな片麻痺おじさんが事務所まで文句つけに来たよ」

 

僕「よくある。あの人、自分の居室のドアにいろいろ張り紙してて、両隣の車椅子の利用者さんが部屋から出るときの音にも怒鳴り散らしてるもんね」

 

同僚「外の世界では「狂人のたわ言」で済むことでも施設の中じゃ「お客様からのクレーム(神の御言葉)」やからね。精神疾患の老人の妄言や認知症患者のBPSDもどんどん酷くなってるしね」

 

僕「治療やリハビリ目的の医療施設や病院じゃなくて、民間企業の老人ホームやからある意味仕方なくはあるんだけどね。現場の「ゲンジツ」と送られて来た情報誌(と、記載されている)に載っていいる「リソー」のギャップに頭がくらくらするよ」

 

同僚「施設に老人達を棄てていった家族は何言っても通じないし、一切協力もしてくれないしね。たまに来て好き放題クレームつけて満足して帰ってく。」

 

僕「消費量多くて金かかるからオムツ交換減らせって言って来た奴らもいたしね(実話)」

 

同僚「人というかもう獣に近い要介護5の爺様の娘だかで、案の定職業は看護師だったね」

 

僕「マジデアイツラダイスキダワァ」

 

同僚「介護福祉分野や、社会保障の改善と整備は夢と希望を謳った一億総活躍社会実現の為の「新・三本の矢」の三本目やったはずなんだけど......」

 

僕「希望を生み出す強い経済。夢をつむぐ子育て支援。安心につながる社会保障...」

 

同僚「わー、本当に夢と希望謳ってる。」

 

僕「介護職の男性は10万円、女性は8万円低いという他産業との賃金格差を埋めるために1万円くれるんだってさ!」

 

同僚「わー、「きみは、みんなより給料が10万円少ないから1万円あげるね。だから頑張って。あとはやりがいでカバーしてね!」これで求人増加間違いなしだね。」

 

僕「ぶっちゃけ、介護報酬から給与払うの限界やから介護保険料の徴収年齢を現行の40歳から20歳に引き下げるしかないのではないだろうか。とか書いてあったよ。」

 

同僚「俺たちからしたら確かにありがたいけど、ただでさえ貧乏でお金のない若者達からさらに高齢者様の為に搾り取るとか酷すぎる」

 

僕「将来的には自分たちの問題でもあるんだからしょーがないんだよ!払ったぶんはきっとかえってくるはずだよ。きっとたぶんおよそ....」

 

同僚「もう若者でない俺らが言うのもなんやけど日本の若者はもっと自分たちの将来のこと考えていろいろ怒った方がいいと思うな。いつまでも老人の老人による老人の為の国のままだと将来ボロボロだよ。」

 

僕「ソシャゲして非正規でも友達と遊べて見える範囲が平穏でセッ◯スできさえすればあとどーでもいいじゃ身の破滅やんね」

 

同僚「たいして友達もいないし、周囲も平穏でもないし3つめには完全に縁のない俺らが言うんだから間違いないな!」

 

僕「物事を決める力や金を持ってる奴らと自分たちの見えている世界はまるで違うし、意識は大気圏つきぬけるほど高いやつらは自分の足元はまるで見えていない」

 

同僚「意識高い系の意識がみんな他界しますように。」

 

僕「そこまでは言わないけどね」

 

 

 

fin.

流星、宇宙(そら)を貫いて、

僕「とんでもねぇビックビジネスを思いついてしまった!」

 

同僚「ほーん。どんなん?」

 

僕「名付けて....!!」

 

同僚「名付けて....??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕「宇宙介護!!!」

 

同僚「馬鹿なの?」

 

僕「いやいやいやいや!なに言ってんの?超名案だよ!!あらゆる分野に革命が起きるよ?」

 

同僚「......具体的にどんな?」

 

僕「地上に溢れかえっている要介護老人たちを宇宙に打ち上げるんさ!始めに、衛星軌道上に宇宙老人ホームステーションを建造するんさ。設備が整ったらそこにロケットに搭載して要介護老人たちをばんばん打ち上げる!そんでもって宇宙介護士たちに宇宙の無重力状態の中で宇宙介護されるんさ!正にゼロ・グラビティ介護!!ひーはー」

 

同僚「なるほど。確かに介護の重労働の原因の1つはトランス(移乗)や移動、リハビリなどによる要介護者自身のウェイトに依るところが大きい」

 

僕「無重力下の宇宙では要介護者、ひいては自分自身の体重や転倒のリスクをかなり抑えることが出来る!!」

 

同僚「身体にかかる加重を減らせれば腰痛やヘルニアのリスクも減らすことが出来る....」

 

僕「常に無重力下の状態の中では「利用者様の安全管理」の名目で例えばベルトを着用させたり、繋ぎ紐を用いてどこかしらに固定したとしても不自然ではない..!」

 

同僚「一度、打ち上げてしまえば莫大なコストをかけて地上に帰還させようという家族もなかなか居ないだろうからベットの空きも塞ぐことが出来る!!....まさしく「生きたまま昇天」!」

 

僕「そのキャッチフレーズ貰っとくわ」

 

同僚「しかも無重力下での人間の身体の老化スピードは地上の数倍から数十倍!当然年齢が上がるにつれて比例していくから打ち上げられた老人たちはあっという間に老い衰えていく!」

 

僕「介護期間の大幅な短縮は即ち、介護保険の圧倒的削減!!」

 

同僚「圧倒的...圧倒的さくげん!!」

 

僕「そんでもって最後は宇宙介護→宇宙葬の流れで遺体は大気圏内に放出。流れ星となって突入する際に燃え尽きて消滅します」

 

同僚「パパママが子供に言い聞かせていた「おじいちゃん/おばあちゃんはお星様になったんだよ」をここまで文字通りに再現できるなんて..!!」

 

僕「死後の葬式費用もほぼ0、いらない遺品も一緒に廃棄すれば勝手に燃え尽きて消滅してくれる。最後は大宇宙と一体化するという最高の人生の終わらせ方。」

 

同僚「圧倒的...圧倒的、一体感!!!」

 

僕「「227号室の◯◯さんは狭い施設の廊下ではなくて最後はお空を徘徊して逝ったのよ」なんて会話が交わされる日も近い。」

 

同僚「....なんてロマンチックなの(うっとり)」

 

僕「老人を一掃した地上では介護に関わるあらゆる問題が解決。経済は競争力を取り戻し日本は世界のトップに帰り咲く。」

 

同僚「こいつぁ安倍政権も黙っちゃいねぇ!!」

 

僕「宇宙開発による技術の進歩と雇用の拡大。経済発展、莫大な数の老人の対応に介護問題の解決」

 

同僚「たったこれだけのことで日本が抱えている問題が一挙に解決だと....」

 

僕「やらない手は無い!」

 

同僚「....待って..これってそのまんまガ◯ダムの宇宙世紀の始まりじゃない?」

 

同僚「宇宙老人ホームステーションがジジぃオン公国を名乗って地球に宣戦布告してくるんじゃない?」

 

僕「車椅子に乗って「白い白髪」や、「赤い剥製」を名乗る老人たちや「足なんてただの飾りですわ」とかいう糖尿病患者や、「ソロ夜勤の悪夢」と呼ばれる重度の認知症との戦いが始まるね。」

 

同僚「ダメじゃん。占領されてコロニー(宇宙老人ホーム)地球に落とされたら終わりじゃん」

 

僕「地球は汎用人型決戦兵器で防衛するから大丈夫。幾重にも張り巡らされた装甲(オムツとパット)で鉄壁の守りを誇るんだよ。」

 

同僚「なんの話ししてたっけ?」

 

僕「ちょっと、NASAイーロン・マスクに売り込んでくるね!」

 

 

 

 

 

 

fin.

 

戯言ブログの戯言語り②

閲覧注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕「あの事件からもう一年経ったんだってね」

 

同僚「あの事件?なに?去年の今頃は....!「君の名は。」大ブレイク?」

 

僕「三葉ちゃんめっちゃ可愛い。DVD買おっかな」

 

同僚「相模原の事件だよね。19人が亡くなった国内史上最悪の虐殺事件」

 

僕「それな。亡くなった方の数だけで言えば「地下鉄サリン事件」よりも多くて戦後最悪なんだって」

 

同僚「戦後最悪の大量殺戮犯は俺たち(介護職)のお仲間やってことやね」

 

僕「ただでさえ評判もイメージも最悪なこの職業(介護)の印象がまた一段と悪くなった事件やったね」

 

同僚「新聞やニュースでもまた取り上げられてるし「共生社会」なんてキーワードもよく耳にするようになったね」

 

僕「弱者を狙った狂人の凶行ってなことになってるけど、犯人は生粋のサイコパスってわけじゃなくてこの業界(介護)に入ってからどんどんおかしくなっていったって周りの人達の証言もあるんだってね」

 

同僚「ヤク中だったって報道されてるけど元々は教員志望の好青年だったとかいう話も聞いたり聞かなかったり....」

 

僕「事件の起きた施設は所謂、「自傷/他害の恐れがあったり老人介護で言うなら要介護5レベルの最重度の障がい者の人たち」をメインに入所させている地域の重要拠点だったんだって」

 

同僚「当時、そこのHPを閲覧してみたけど高い志と美しい思想を掲げるなんの特徴もないHPやったよ」

 

僕「厳しい面構えのいかにも「思想家」って感じの施設長のおばさんの崇高な演説が載っけてあったね。話題になったらすぐに削除されてたけど、求人に載ってた夜勤の職員の募集要項の賃金が施設のある神奈川県の最低賃金ピッタリだったんだって」

 

同僚「どう考えても鬼のようにキツイであろうこの施設の夜勤の賃金が法定の最低賃金と同額って勤めている職員の待遇がどんなものだったかなんとなく想像できるね」

 

僕「戯言(ざれごと)だけど、老人介護も障害者福祉も待遇や給料に大差はない。劣悪な環境で低賃金重労働で長いこと勤めていると人間、どこかオカシクなってくる」

 

同僚「アタマか、カラダか、ココロか、もしくは全部か。少しずつ狂って腐っていくのが自分でも自覚できるんだよね。やってる人間しかわからないだろうけど」

 

僕「この事件の犯人を擁護する気は一片もないけれど結局、なに1つ改善されないまま事件から1年たったけど、色々考えてみたほうがいいことがあるような気がしないでもない」

 

同僚「一片もって...まぁなにがどうでもそう書かざるをえないよねー」

 

僕「共生社会を目指すのもいいし、弱者様の権利や待遇改善を叫ぶのも必要なことだけどそれを直接、支援して支える連中(俺ら)の待遇や環境だってどうにかしてもらわないと実現できないと思うよ?」

 

同僚「びっくりするほど我田引水理論やね。」

 

僕「戯言(ざれごと)だからね」

 

同僚「事実、誰にでもできる底辺職の介護や福祉って、実際は誰もやりたがらない底辺職だからね」

 

僕「国を挙げて貶められて蔑まれてるからね。政府は失業者やら、犯罪者の更生のため、ホームレスから日本語の話せない外国人までとにかく有象無象をなんでもかんでも介護に放り込んで尻拭きさせようとしてる」

 

同僚「そして実際にそうしている」

 

僕「とにもかくにも経済、経済、経済、経済再生を国是にしてる現政権が福祉事業や社会保障に目を向ける事はほぼ皆無。2020年の東京オリンピックまではいまのまんまを維持して、オリンピックが終わってからなにかしら考える可能性があるかもしれないという噂があるような気がしないでもない。」

 

同僚「つまり改善はされないという事だね」

 

僕「「量の確保より質の確保」を謳って資格の要件を厳しくしたり求人を絞ったりしてもいるみたいだけどそもそも、薄給重労働人間関係最悪環境劣悪評判最低の部分が少しも改善されないから人なんて集まるわけもない。」

 

同僚「現状、この業界にいる人って福祉や介護保険を食い物にする強欲な成金供と、もう他にどうしようもなくて堕ちるところまで堕ちてきた世の中のはみ出し者みたいな奴らと、介護や福祉を「聖なる仕事。素晴らしい宗教」と狂信してる捻じ曲がった意識高い系ばかりだからね。」

 

同僚「あっ、なんか皆殺しにしたほうがいい気がしてきた!」

 

僕「話は逸れるけど、よく言う「障害者や要介護老人なんか皆殺しにすればいい」系の人たち。上の犯人もその口なんやろうけど、実際のところ戦時中にナチスドイツが行なった所謂「ホロコースト」。ユダヤ人の大量虐殺や障害者の排除。実際に「処理」された人数は600万〜1,000万人といわれているけれど、そこら中に強制収容所を作って国家事業として輸送計画を行なって殺しに殺して殺し尽くしてその結果。」

 

僕「現代(2017)の日本の高齢者の人口は3,000万を超えていて、これからもっともっとどんどん増えて近い将来4,000万人に届くことが確定しています。」

 

僕「ナチスよろしくアウシュビッツを建造したとして、推定されている当時の人数のさらに三倍も四倍も殺し尽くすなんて予算的にも労働力的にもほぼ物理的に不可能です」

 

同僚「なにかもう戦争でも起こしたほうが手っ取り早いレベルやね。」

 

僕「「強制収容所」作るよりも「共生社会」作ったほうが合理的だし安上がりだってこと。安上がりにしろそのお金どこからもってくるかは不明やけどね」

 

同僚「環境を良くするにしても待遇を改善するにしても結局、最後に行き着くところは「金」」。

 

僕「技術が進歩して海底資源の採掘でもできるようになれば望みはないでもないけどいつになるのやら。」

 

同僚「空から救世主でも降りてくればいいのにねwww」

 

僕「お先真っ暗なのに変わり無しやな。まぁ結局、戯言(たわごと)なんだけどねー」

 

 

 

 

 

 

fin.

介護保険の使い方②

僕「介護保険を運営して提供している側のことを「保険者」と言ってこれは「市町村および特別区」が担っています」

 

僕「国家事業っぽいから国や都道府県がやってそうなんだけど、介護保険における国の役割は、基本指針の策定、基準等の設定、財政支援、情報提供・助言・監督で、都道府県が介護保険事業支援計画の策定(3年を1期)、介護保険審査会の設置、事業者の指定・監督等エトセトラエトセトラ....」

 

僕「実際に運用しているのは市町村やらなのでまず最初の「申請」も市町村に対して行います。」

 

同僚「お役所の中の事はどーでもいいから使い方はよ」

 

僕「市町村に対して行うこの「申請」は「うちのお爺ちゃん、お婆ちゃんがもう介護が必要だからどうにかしてほしいんだけど」って市役所の窓口に行って言ったり、電話をしたりすればいいです。」

 

僕「それ(介護)専門の窓口も絶対あるはずです。介護に関する事で困ったらまず初めに行くべきなのが「地域包括支援センター」!ググれば絶対、地域ごとに出てくるし細かいやりとりや認定調査なんかもここが行います。」

 

同僚「介護に関する事で困ったら「地域包括支援センター」これは覚えておこう。」

 

僕「申請を行ってから、介護保健を使用する為の「認定」に必要なあれこれを「要介護認定調査」なんていいます。」

 

同僚「わかりやすい名前」

 

僕「市町村への申請を家族や本人に代行でできる人たちがいて、居宅介護支援事業所の介護支援専門員、地域包括支援センター介護保険施設などなどが代わりに行っても構いません。」

 

同僚「漢字と専門用語が多すぎてわからない」

 

僕「要介護認定に必要なものその①「主治医意見書」。行きつけのお医者さんに「この人は医学的にはこういう状態です。なので介護認定した方がいいんじゃない?」という書類を書いてもらうのと」

 

僕「申請を行うと市町村からやってくる刺客。「認定調査員」の調査、基本調査74項目、特記事項、等を受けてからコンピュータによる一次判定が下されます。」

 

同僚「知らない単語が多すぎる」

 

僕「一次判定の後に待っているのが「介護認定審査会(二次判定)」。ここで審査されて市町村に「認定」されると要支援1,2、要介護1〜5の要介護度が割り振られてその介護度に応じた介護保険料を使用した支援が受けられます」

 

同僚「介護認定審査会?なにそれ?ネルフ的なもの?」

 

僕「どちらかといえばゼーレ的なもの。それでいうと認定調査員は、加地さんかな?」

 

同僚「クソめんどくさいね」

 

僕「たしか申請してから認定されるまでの期間は1、2ヶ月くらいだった気がします。介護保険の財源は保険料が50%、公費が50%」

 

僕「手元の資料が最新のではないんだけど....第1号被保険者の高齢者様たちが年金から天引きされたりしてるのが22%、第2号被保険者(40〜64歳)までの人が控除でむしりとられるのが28%、国の負担が25%。都道府県と市町村がそれぞれ12.5%って割合で要介護高齢者様を、支えさせていただいております。」

 

同僚「実際に介護サービスを受けている神々(高齢者様)の負担を高いと見るか低いと見るか...サービスを受ける上の世代の数は多くてこれからもどんどん増え続ける、その金(保険料)を払う下の世代は数が少ないし、負担はどんどん重くなっていってる。。現状の40歳以上が納めてる額じゃ賄いきれないのは確実だから、個々の納める額を増やすか、さらに下の30代、20代からも徴収するようになるのか....」

 

僕「介護職が低賃金なのは、そもそも給料の大本である介護保険の財源がこんな感じだから。待遇改善を叫ぶ奴らも、じゃああなたの負担(保険料)増やすけどいいの?って言われたら首を縦に振るやつはなかなかいない」

 

同僚「処遇改善手当とかもあるけど大半は上の企業や上層部にピンハネされちゃうからどうしようもない」

 

僕「こういうのを「詰んでる」って言うんだよね。」

 

同僚「それでも、人権と尊厳と道理と倫理に則って要介護者さまを支えなきゃね!」

 

僕「もう誰が悪いってわけじゃなくて定まった破滅の未来に向かって進んでいるようにしか思えないんだけど、どうなるんだろうね?老人の老人による老人の為の国の結末が見たい。」

 

同僚「話し逸れてるよ」

 

僕「次は介護保険でできる事についてお話ししたいと思います」

介護保険の使い方①

同僚太くん「ボクえも〜ん」

 

ボクえもん「どーしたんだい同僚太くん?また看護師にいじめられたの?」

 

同僚太くん「違うよぉ〜 今年で115歳になるうちのお爺ちゃんが庭で転んで脚を骨折しちゃったんだ。今まですこぶる元気だったけどもう介護が必要みたいなんだ。」

 

ボクえもん「なるほど〜 そんな時はこれを使うといいよ」

 

同僚太くん「なになに?」

 

ボクえもん「てけててん!!毒薬ぅ〜」

 

同僚太くん「おいこら(怒)」

 

ボクえもん「あっごめんごめん間違えた。こっちこっち...」

 

同僚太くん「なになに??」

 

ボクえもん「てけててん!!銃ぅ〜」

 

同僚太くん「殺すぞ。」

 

僕「と、いうわけで今日はもしも自分や親族が要介護状態になった時に使える「介護保険」について説明するよ。ザックリとね」

 

同僚「初めからそうしろ」

 

僕「介護保険っていうのは日本の社会保障制度の一つで超超高齢社会のこの国で「介護を必要とする状態になっても安心して生活が送れるように介護を社会全体で支えること」を目的として平成12年の4月からスタートした制度なんだよ。」

 

同僚「なるほど」

 

僕「最新のデータではないけれど2015年12月現在の日本の高齢者の人口は約3,359万人。その中で介護や支援が必要な人の割合は約20%の619万人もいるんだ。」

 

同僚「多いと思うか少ないと思うかは人それぞれ。」

 

僕「知っての通り、この国の高齢者の定義は「65歳以上の人」のことで介護保健を使用できるのも基本的に65歳から。この介護保険を使用できる65歳以上の人たちのことを「第1号被保険者」と言います。」

 

同僚「介護保険を使用できるのが「基本的に」65歳以上と言ったのは一定の条件のもとでは65歳以下の人でも適用されるからで、その適用される条件には所謂「特定疾病」という16の病や症状があてはまるんだったね」

 

僕「実際のところ介護保険を使用されている第1号被保険者の割合は「後期高齢者」と定義されている75歳以上の人が8割以上なんだよ。」

 

同僚「歳をとればとるほど身体に不具合が出てくるのは当然だから、当たり前っちゃ当たり前だよね。」

 

僕「この介護保険を受ける為の条件には「申請」と「認定」の二つの段階が必要で歳をとって体が弱ってきたから自動的に使えるってわけではないところがポイントです」

 

僕「「申請」の仕方と「認定」までの流れをざっとまとめてみたいと思います」