僕「アングリーマネジメントというのは「怒りの感情と上手く付き合う為のスキル」のことなんさ」
同僚「ほーん」
僕「そのスキルというのが...」
①自分や相手の感情を理解するスキル
②怒りの感情を客観的に理解するスキル
③怒りの感情への対処スキル
僕「...ってな具合でこれを押さえておけば日々の生活や人間関係でのストレスを軽減することができるようになるかもしれないんだよ」
同僚「大丈夫、まだついていけてる」
僕「そもそもなんでみんな怒ったりキレたりするのでしょうか?」
同僚「そんなん、ムカついたりイラついたり腹立ったりするからに決まってんじゃん。「感情」に理由なんかないよ」
僕「その通り!怒りの対象が、人であれモノであれ環境であっても、「上手くいかないこと」や「許せないこと」が溜まっていってそれが表出したものが「怒り(アングリー)」なんだよね」
僕「心の中にコップがあったとしてその中にどんどん溜まっていくネガティブな感情がコップから溢れちゃったのが所謂「怒り」」
僕「いちおう、専門家風に言うと「感情失禁」とか言うね」
同僚「怒りが爆発するってやつだね」
僕「コップの大きさは人それぞれ違うからちょっとやそっとのことじゃ動じない人もいれば、四六時中怒ってて周囲に当り散らしてる人もいる」
同僚「いるいる。あの人とあの人とあの人と...あとあの人!」
僕「たくさんいるね....」
僕「上の例えでいうとコップの中に溜まっていく「怒りの原因」になる感情のことを「一時感情」、表出した怒りのことを「二次感情」と呼びます」
僕「つまり「原因(=一時感情)」が無ければ「結果(=二次感情)」=怒りわ、沸き上がらないということ。コップの中に水が注がれなければそもそも溢れない」
同僚「確かに...「怒る理由」があるから怒ったりキレたりするわけでその理由がなければ怒りなんて沸いてこないもんね!」
僕「そんでもってこの一時感情というのは、不安や悲しみ、不満、悔しさなんかであることが多いんだ」
僕「むやみに感情を表すことを良しとせず、我慢や忍耐を美徳とする日本人にとって、泣いたり怒ったりすることって「恥」であってよくないことだとされています」
同僚「シャカイジンとかいう呪いの肩書きが付くと尚更だよね」
僕「だけど、怒りの感情は決して悪いものではなくて、嬉しいや楽しいと同じ自然な感情で「して欲しいこと、わかって欲しいこと」のリクエストだったりします。喜怒哀楽どれも大事!!」
僕「とくに「感情労働」なんて呼ばれていて「して欲しいこと、わかって欲しいこと」のなに一つ思う通りにならず、膨大なストレスに晒され続ける我ら介護職は「怒る」場面に遭遇する機会がとんでもなく多い。最悪な人間関係に最低な労働環境からコップの中に溜まっていく一時感情は多いし溜まるのも早い......」
同僚「コップの容量がプールくらいあればなんとかなるかもねwwwwww」
僕「そんな人なかなかいないよ。いつかは溢れるしね」
同僚「俺のコップの容量は太平洋くらいだけど、僕の容量はペットボトルのキャップくらいだよね」
僕「うーん...500mlのペットボトルくらいはあるかも」
僕「怒りは二次感情。原因になる一時感情が蓄積されていくと表出されるものだということがポイントだよ!」