介護の現場ではいろんな職種の人たちが働いています。
介護福祉士、社会福祉士、ケアマネージャー、入居相談員、理学療法士、作業療法士、栄養士に事務の人たちにボランティアさんに医師に看護師。。
所謂「チームケア」というやつで各々の専門職が互いの専門知識を活かしあってご利用者さまとそのご家族様に対して最良最適のケアを提供していきます
場合によってメンバーや人員は入れ替わりますがみんな対等に意見を交換し協力しあって働いています。
だったら良いですよね。
現実はそんなことありません。
上下関係や思想の違い、職員同士の好き嫌いでそれはもう荒れに荒れています
「船頭多くして舟、山に登る」。
日本には良い諺がたくさんあります
これは「指示を出す人間が大勢いると物事が進まないし明後日の方向に行ってしまうことがある」みたいな意味合いでした。たしか。たぶん。およそ。笑
それも舟は舟でも泥舟です。
気付いた人もいるかもしれませんが上の職種の中にちょっと違うところがあります。
医師
看護師
一応、みんな国家資格の所謂「士職」なのですが、上の4つと下の2つでは「し」の字が違います
介護福祉「士」
医「師」、看護「師」
この「士」よりこっちの「師」の方がなんか強そうだしかっこいいですよね
同じ国家資格でも、医師と介護福祉士が同格だなんて思う人は世界中探しても1人もいないでしょう。
当たり前です。
それでもって医師と同じ「師」の字を冠する看護師様。
国家資格って「業務独占」と「名称独占」という二種があります
業務独占というのは上に挙げた医師、歯科医師、看護師のように「その資格を持つ者しかその業を行えない」資格のことです。
当たり前ですよね、お医者さんでもナースさんでもない人が手術したり注射していいわけがありません
一方、「名称独占」というのは国に認められた「そーゆー風に名乗ってもいいよ」というレベルの資格です。
別に介護福祉士持ってなくても介護してる人は大勢いるし、別に栄養士持ってなくても料理作ってる人も山ほどいます。
ただし、資格持ってないのにその名称を用いるのはシンプルに詐称なので罰せられるし違法行為です。
同じ「士職」の中にも「格」があるということをまず覚えておいてください