アラサー介護の戯言ブログ。

「もう綺麗事は聞き飽きた」そんなあなたへ...

要介護者からの暴力について①

意外に思われるかもしれませんが、実は介護職は利用者(老人・障がい者)たちからかなりの強度で暴力を受けています。

 

「逆じゃないの?暴力をふるって虐待するのは最低最悪の介護士供で、か弱い体の不自由な老人達を痛めつけているんでしょ?」、と思われる人が大多数でしょうが実際は逆です。

 

これだけメディアや報道で、「介護殺人」やら「虐待」、「暴力・暴言」が取り沙汰されているわけだからそう思われるのも当たり前です。

...言うまでもないですが決して「被介護者→要介護者」への暴力/虐待があることを否定しているわけではありません。

 

実際は、テレビや新聞で報道される「被介護者からの要介護者への虐待」の何千何万倍も、まるっきり顧みられることもなく誰からも目も当てられない「要介護者からの被介護者への暴力」が日常茶飯事に起きています。

 

 

例えば、「DV」といえば「被害者は女性、加害者は男」というのが当然当たり前の認識でしょうが警視庁がとりまとめている統計によれば「女性→男性」へのパターンも少なからず存在することが確認されています。

くどいですが事実です

 

 

女性=弱者

男性=強者

 

 

差別だと騒ぎたければ勝手にすればいいけれど生物学的にも社会的にも上の認識が「当然当たり前」のことで、「強くて乱暴な男が、か弱い女性に暴力を振るうなんて最低」だということには一片の疑問の余地もないことですが、逆に「抵抗できないやり返せない男に悪意と感情剥き出しで暴力を振るう女」もたしかに存在します。

 

「男が女に攻撃されるなんてダッセェ。情けない」

 

と、思われるでしょうが例えば、

 

「妻が旦那を10発ぶん殴ったとして、1発旦那ががやり返したら相対的に「悪者」にされるのはどちらでしょう?」

 

 

 

 

 

ね?わかったでしょ?

ぶっちゃけここまでは完全に蛇足ですが、

 

要介護者(老人・障がい者)=弱者

被介護者(介護職・医療職)=強者

 

の「当然当たり前」の図式にも、上の「男女」の逆パターンが当てはまります。

 

女性様と同じで「弱くて庇護されるべき弱者」であらせられる「高齢者/障がい者様」。

認知症や知的障害があれば尚更、「攻撃的だったり乱暴だったり手を出してしまうことは仕方がない」ことだと思われるかもしれませんがやられる方は堪ったもんじゃない!!のです。

 

考えてみてください。

性依存症の強姦魔がいたとしてそいつに貴女自身や、貴方の妻や娘が突然、路地裏に引きずり込まれてレイプされたとして、

 

「犯人は「性依存症」っていう病気なんだ。だから私(や、私の家族)がレイプされたのも仕方のないことなんだ(*´∀`*)」

 

なんて思えますか?

 

暴力を振るう側にどんな理由があったとしても、それは振るわれた方からしてみれば「知ったこっちゃない」ことなんじゃないでしょうか?

 

最近では、駅員さんへの「酔っ払い」やら「キレた高齢者」からの暴行が社会問題になっているそうですね。

 

何十万〜何百万もの利用客がいる都会の駅の中ではそういった「酔っ払って正常な判断のできる状態じゃない酔客」やら、「高齢化の影響で脳が萎縮しているのが原因/認知症状で理性・理屈の通じない老人」達が(今はまだ)、極少数いたとしても不思議ではありません。

 

ほかにも、警察官や消防士、救急隊員の皆さんが「この税金泥棒の公僕供があああっ」と自分たちが助ける対象から攻撃されたりとかすることも少なからずあるようです。

 

だけど、駅員さんだったら酔っ払いから殴られたり蹴られたりの暴行を受けたら酔っ払いに、「正当防衛」や「営業妨害」といった理由で抵抗できるし、警察官や消防士さんたちだったら公務執行妨害」や、「傷害罪」を適応して事態に対処することが出来ます。

 

医療職や介護職は、病院や介護施設、老人ホームといった、認知症高齢者、高次脳機能疾患、精神疾患といった「正常な理性/判断を働かせることが難しい状態」の人たちを相手にする専門職なので駅員さんが「酔っ払い」や「キレた高齢者」から暴力を受けるよりもそれに当たる比率は断然高いのです。

 

駅員さんや、警察官や消防士さんたちと、医療職/介護職ご利用者様、ご入居者様から暴力/暴行を受けた場合の異なる点は、

 

医療職/介護職は何をされても「抵抗できない」ところです。