孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

JOKERと、彼の「聖なるお方」について

 夜勤明けの夜に映画館でレイトショーを観てきた🌃📽🎞👀。アカデミー賞最有力候補‼︎って煽りのDCコミックスベースの映画「JOKER」🃏🤡。

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 クラーク・ケント(スーパーマン)の宿敵はレックス・ルーサー

 ピーター・パーカー(スパイダーマン)の宿敵はグリーンゴブリン。

 スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)の宿敵はレッドスカル

ソーだったらロキ?

アイアンマンだったらマンダリン?

 んでもってブルース・ウェインことバットマンの宿敵が今回の映画の主人公のジョーカー🃏🤡。バットマンの舞台の架空の都市ゴッサム・シティの犯罪王にして闇の帝王。狂気の体現者にして悪意の具現者。アメコミファンじゃなくても見たことある人もあるだろうスーパー人気キャラクター。

 日本の時代劇の「水戸黄門」の黄門さまが代々役者を変えて演じられてきたように「007」のジェームズ・ボンドがそうであるようにジョーカーも映画化されるたびに何人もの俳優によって演じられてきている。2008年のダークナイト」のヒース・レジャーのジョーカー、

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 2016年のスーサイド・スクワッド」のジャレッド・レトのジョーカー、

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そんでもって今回のジョーカーはホアキン・フェニックスが演じている。

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 ちょうど今の時期のハロウィン🎃👻でも、わりと人気な部類でわかりやすくコスプレ出来るので渋谷?原宿?の乱痴気騒ぎでも必ず何人かいるくらいには人気のキャラクター🤡

 

特別なスーパーパワーがあるわけでもなく超能力が使えるわけでもなく秘められた特別な生まれや血統があるわけでもなくただただ「普通の人間」のままで闇の頂点に立つ稀有な人物。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

:以下ネタバレ(R15+指定)

 メディアンになることを夢見る孤独な男アーサーゴッサムシティの貧民街のアパートで心臓の悪いボケかけの母親を介護しながら、トレードマークの顔面白塗りにピエロの扮装🤡で街のどこそこに派遣されて「人々に笑顔と幸せを届ける」ために歌って踊る。

 ある時、楽器店の閉店セールの呼び込みの仕事で黄色い大きな看板を持って路上で客引きをしていたときに、通行人に、邪険にあつかわれ馬鹿にされながらも真面目に仕事をこなすアーサーだったが通りすがりの不良少年の群れに黄色い看板を奪われてしまう。

 少年たちを追いかけて路地裏に入り込むと待ち伏せていた少年たちに看板でぶっ叩かれて汚い地面に転倒。囲まれて踏みつけられ蹴り飛ばされのフルボッコにされる。

 

 🧠だか神経系だかに障害があって自分の意思に反して発作的に笑い出してしまう持病がありそれは自分では止められない。周りからは気味悪がられていて定期的に公共の福祉サービスのカウンセリングを受けて、7種類の薬💊を飲みながら陰鬱な日々を過ごしている。底辺貧困層で要介護の呆けかけた母親を介護しながら暮らすコメディアンを夢見る障害持ちの孤独な男。

 

 民街の小汚いアパートの中で伏せっている母親は毎日毎日、30年前に自分がメイドとして勤めていたゴッサム・シティの大富豪で権力者で次期市長候補のトーマス・ウェインに手紙を書く✉️📝。どん底の自分たちに支援の手を差し伸べてくださいと嘆願するために。無理だとわかっていても母親から手渡される手紙を毎日ポストに投函するアーサー📮。帰ってくるたびにアパートの郵便受けを開くが中は空っぽ。自分はガリガリになりながら母親に食事をとらせる。心配する母親に「僕は人気者で僕のギャグは受けるんだ」と嘘を吐く。一緒にテレビで人気のお笑い番組を見る👀憧れのコメディアンで番組の司会者のマーレイ(ロバート・デ・ニーロ)といつか共演出来たらなと夢を見る。番組はマーレイのお決まりの決め台詞で幕を閉じる「これもまた人生と。

 

 職場で同僚から「悪ガキどもに襲われたらしいな。自衛のためにこれを持ってろ」と38口径の拳銃🔫を渡される。「そんなのだめだ!いらない!」と断るが「礼はいつでもいい」とおしつけられる。上司に呼び出され「楽器店から盗んだ看板を返せ」と凄まれるが「盗まれて襲われた」と弁明するが相手にされない。そんな中、アパートのエレベーターの中でたまたま一緒になった同じアパートに住むシングルマザーの女性に想いを寄せる。

 

 小児病等の子供たちを慰問する仕事で、いつものピエロの扮装をして病室の真ん中で歌って踊る🤡🕺入院している子供たちや看護師に囲まれて得意のダンスを披露している最中に、いつだったか同僚に押し付けられた拳銃を床に落としてしまう。空気が凍りつく。 「病院に拳銃を持ち込んだ」咎で仕事をクビになる。「ただの小道具だ!この仕事を愛している‼︎」と懇願するが相手にされない。どしゃ降りの雨の中をピエロのメイクのままで電車に乗って帰路に着く🚃。ガラガラの電車の中でスーツを着崩した3人の若者が乗客の女性に絡んでいるのに遭遇する。止めに入ろうとすると持病の笑いの発作に襲われる。面白がって絡んできた若者たち3人に荷物を奪われて羽交い締めにされて暴行を受ける。それでも笑いの発作は収まらない...ボコボコにされながら咄嗟に拳銃を発砲。2人を射殺、足を撃たれ必死に逃げるもう1人を追いかけてとどめを刺す。ピエロのメイクのまま電車を降りてその場を逃げ出す。正当防衛ぽくもないが3人を射殺してしまう。

 

 テレビの報道で地下鉄で射殺された3人はトーマス・ウェインの経営する証券会社の社員の上級国民様であったことが判明する。テレビで追悼の意を表明するトーマスは「犯人はピエロのメイクをしていたらしい。マスクをつけていないと何もできない臆病者だ」とコメントする。とんでもなく治安が悪くて貧富の差が激しいスーパー格差社会ゴッサム・シティでは市民たちが上級国民を殺したピエロをもてはやし英雄視する。街中にはピエロの仮装やお面を付けた人たちが溢れ、「金持ちを殺せ!」と絶叫する。

 

 も自分が犯人だとはわかっていないが自分がもてはやされている。テレビでは「私刑人」と渾名され街中には自分の真似をしている群衆が溢れかえっている。「これまで生きてきて、自分が存在しているのかもわからなかった」と話すアーサーにとってじぶんが認められていると錯覚する出来事であった。

 

 日渡される母親からトーマス・ウェインへの手紙にうんざりしていたアーサーはある日、手紙の内容を盗み見る✉️👀‼️内容は自分は、母親がメイド時代にトーマス・ウェインの屋敷でトーマスに手をつけられて出来た子どもだというもの。つまり権力者で大富豪のトーマスが自分の父親?その頃、街の「経費削減」によって自分も受けていた福祉サービスが打ち切られる。「僕の薬はどうなるんだ💊⁉️」と慌てるアーサーに、いつも同じ話ししかしないカウンセラーから「社会はあなたのことも私のこともどうだっていいんだよ」と告げられる。(ここら辺順序が曖昧)

 

 ーマス・ウェインの屋敷を訪れて名乗り「秘密を知っている」と告げたアーサーに使用人は「頭のイカレタ女の妄想だ」と相手にせず門前払いに。トーマスに直接会って問いただすと顔面パンチを食らって自分の子供に近づいたら殺すと脅される。

 

つて母親が治療を受けていた(入院?)アーカムアサイラム🏥を訪れるアーサー。鉄格子越しに係員から30年前の母親のカルテを奪い取り走って逃げて中身を見るとそこには、統合失調症、極度の異常行動、妄想、子供への虐待といった症状がならんでいて、じぶんが母親の実子ではなく養子であることが記されていた。自分の元々の出生についても実の親についての記述もなく捨て子、「遺児」とだけ書かれていた。

 

下鉄での射殺事件の捜査が自分にまで及んできた。アパートを訪れた警官👮‍♀️が母親に自分のことについて尋問をすると、母親は容態を崩して救急搬送される🚑自分も尋問を受けるがのらりくらりとかわす。

 仕事を求めて小さな劇場に出演するが舞台の上で笑いの発作が起こり気味悪く一人で笑い続けるだけでショーにならない。当然観客には全くウケない。

 

 集中治療室のベッドに横たわり治療を受けていた母親の顔にクッションを押し付けて窒息させて殺す。4人目。

 

レビで、憧れのマーレイ(ロバート・デ・ニーロ)が司会を務める番組に先日の自分の出演したショーの映像が無断で流されて笑い者にされる。クソつまらないコメディアンとして晒し者にされるが後日、反響があったとしてスタジオに来ないかと出演依頼が届く。

 アパートに母親が亡くなったことを知った元同僚の二人が訪問してくる。(自分に拳銃を押し付けた相手と小人症の事務員の二人)「今夜、マーレイの番組に僕が出演するんだ。凄いだろう?」と自慢する。拳銃を押し付けた男が「俺のところにも警官が来た。お前のところにも来ただろう?どうする?」とビビっているとところを「拳銃の礼がまだだったな」と二人が土産に持ってきた酒瓶を割って男の顔面をめった刺し。頭を何度も壁に打ち付けて殺す。5人目。もう一人は逃がして返り血を拭い、今夜のためにばっちりメイクを施す💄🤡

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 踊りながら階段を下る。陰鬱な影と苦痛を背負いながら毎日、家に帰るときに登った長い長い石段をピエロのメイクと衣装に身を包み軽やかに踊りながら下る。

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堕落したのか?

昇華したのか?

 

 街中には自分を真似てピエロの扮装をした暴徒が溢れかえっている。

 

 

....とまあいろいろあって警官に追われながらもピエロの群衆に紛れ込んで逃げおおせて番組に出演。結局まるっきりウケなかったんだけどそこで「地下鉄の事件の犯人は自分だ」と告白。徹底的に批判される中で生放送中のスタジオで司会のマーレイを射殺。6人目。テレビで殺人が生放送されゴッサム・シティが沸騰する。街中がピエロの暴徒で溢れ返り治安は崩壊。警察の手にも負えなくなる。スタジオから護送されていたジョーカーが乗っていた警察車両に車が突っ込み横転。ズタボロになりながら這いずり出てきてピエロの群衆の中央で舞い踊る🚓🤡🕺

 

...我ながらまとめるのが下手すぎる😖

ジョーカーは完全なるフィクションでスクリーンの中の存在だけれども数年前、この国に「似たような人」が現れた。まだ覚えている人いるのかな?

 

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