孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

Golden palm🤱🌾②

 容姿端麗、才色兼備、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の様...とまではいかなくてもどう贔屓目に見ても美人の部類で、子供の頃から元気いっぱい活発で常にスクールカーストの上位種。誰からも愛される人気者だった妹。いつでも友達いっぱいで趣味は旅行✈️🚗とスノーボード🏔☃️🏂...絵に描いたようなリア充過ぎてその対極に位置する兄とは似ている部分がなに一つなかった妹ちゃん。

おなじなのは血液型🩸だけでした笑笑

 

 ....出向先でひと月で、もうすでに浮きまくっていてお局のオバヘルとバチバチしていてその取り巻きの大半の職員たちからハブられている俺とは大違いで、誰とでもすぐ仲良くなれて愛されるコミュ力の神のような存在でした😝

 

 そんな彼女も母親からは死ぬほど虐待されていて、家族の中ではご飯を食べるのがちょっと遅くて子供の頃は食べられないモノが多かったので「躾」と称して食事を与えられなかったり...つねに自分のそばに貼り付かせてまるで人形のように扱われていたり、家の中がより荒れてきて母親の精神が更におかしくなってくると虐待されながら依存されるという地獄のような状態に...それでもうまく立ち回って俺や弟に比べると「暴力を受ける」率は少なかったので当時の自分は、「うまいこと腰巾着やって自分の身を守れていいなあ」と皮肉混じりに思っていた。とにかく被ダメ率が少なかったのだ。

 自分がそれなりの年になってから娘が毒母から受けるストレスや苦痛というのは想像を絶するものできっと肉体的な暴力以上に酷いめに合わされていただろうことに気付きいたたまれなくなった。

 

 当然、家が大嫌いで高校生くらいになるとアルバイトと友達の家を渡り歩き、父親と同じように実家に寄り付かなくなっていた。....そんな家、さっさと逃げ出せばよかったのにと思われて当たり前だけれど当時の自分たちは母親から完全に支配されていたので逃げ出す、抵抗するという発想は本当にこれっぽっちも頭に浮かばなかった。自分はわりと反抗していたけど笑

 

 そのころ、いろいろあって大学進学を断念して入学した俺と、同じ地元の短大に進学し卒業後は地元就職先ランキングトップの金融機関に就職🏦💸💰....したんだけれどお堅い職種は性に合わなかったみたいでさっさと辞めて広告関係の企業の事務職についた。

 

 幅広い人脈と軽快なフットワークを活かしてキャッキャウフフな生活をおくりながら、ごく普通に彼氏をつくり結婚。

この時、先にデキ婚で弟が結婚していたから3兄弟の中では2番目だった。ちなみに残りの1人が結婚することは永遠に無い。

 

余談だけれど、俺が末代とおもっていたくらいには壊滅しているうちの家系、弟と妹双方の結婚式の参列者(こっち側)はほんとうに寂しくて

 

弟の場合...

父親、俺、妹以上3名

妹の場合...

父親、俺、弟、弟の嫁、姪(2歳?)以上5名

 

それぞれ会場はバカでかかったんだけれどかなり簡素な結婚式だった。ちなみに残りの1人の結婚式が開催されることは永遠に無い。

 

 誰からも愛されて祝福されて結婚した妹だったけれど、いつだったかポツリとこんなことを呟いていた。「子供欲しくない。私は自分の子供のこと愛せるかわからない」 自分の生い立ちについては旦那にそれとなく話していたらしいのだけれど嫁ぎ先は末っ子長男でそれなりにお金持ってるデカい家...なんで自分以外はこんなに恵まれてるのかしら?世間ズレしてるらしい俺にはよくわからないのだけれど結婚した女性というのは子供を産むことを求められるものらしい。

なんでだろう?不思議だ🤔

 

 もともと細すぎるから出産のリスクも高いとかあれこれ言われていたようだけれどなんやかんやで妊娠。やっぱり妊娠期間中🤰は体調がよくなくてずっと入院していた🏥...心配して一度お見舞いに行った時のあの露骨にイヤそうな顔😝お兄ちゃん忘れないよ‼︎www

 

 なんとかぶじに出産を終えて、彼女もお母さんになった🤱生まれてきたのは女の子👧。

 自分自身が母親から死ぬほど虐待されて依存されて死ぬほど苦しんだ。

 こんどは自分が女の子のお母さんになった。「私は自分の子供のこと愛せるかわからない」そう言っていた彼女にとって、そこにどれほどの葛藤があるのか苦しみがあるのか不安があるのか、男で独身子無し陰キャの俺には到底想像もつかないけれど。

....そんな彼女は近々誕生日を迎える🎉そのあとすぐに去年生まれた女の子は1歳のお誕生日を迎える🤱👧🎊元気いっぱいに育っている。

 

妹ちゃんしっかりお母さんやってて偉い‼︎😝

 

俺からすれば姪にあたるその娘が1歳になるんだから妹からすればお母さん1周年になる🤱

 

妹ちゃんしっかりお母さんやってて偉い🥺

 

 アパートがそんなに離れていないのでひと月に1回くらい平日の昼間に、妹が病院🏥や美容院💇‍♀️に行っているあいだに子守を頼まれることがある。姪っ子ちゃんは元気にアブアブ👶言いながらそこらをハイハイして俺の眼鏡👓を奪い取ってガチャガチャいじり、俺の安いTシャツを涎でべちょべちょにしてくれる🤤

元気いっぱいだ♪( ´θ`)

 

 余談だけれど職場では孤立していて、コロナ🦠で人との接触禁止外出禁止がいい加減ウザくなってきたので、仲のいい(と俺はおもっている)友人たちに、ご飯いこー🍻とかアパート遊びにおいでー🏠とLINEを送りまくってみたら全員から既読スルーされているくらい豊かな人間関係を築いている俺でも生きている。

 

 彼女くらい誰からも愛されていて仲間も味方もたくさんいる人だったら間違いなくみんなに支えられながら立派にお母さんをやっていける

(=´∀`)人(´∀`=)🤱‼️‼️

 

 そろそろ1歳になる姪っ子を抱っこしてみるとずいぶん重たくなった👶🤤💕

....寝たきりの要介護5の老人たちを抱えるのとはまるで違う。

赤ちゃんの体温は高い。ポカポカしている😝

 

"手のひらの黄金"まー...もしかしたら未来は明るいのかもしれない。なんてね

 

 

 

fin.