孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

鬼畜×社畜×家畜(対話篇)

類は友を呼ぶ。

 

 

世間が三連休だったことは全く知らずに終わり、職場では腰を痛めて療養のため一週間休みになった人の影響でシフトが激変し、入職してきたはいいがメンタルを病んだとかで碌に出勤して来なかった若い娘がそのまま妊娠だかして退職し、20代半ばの兄ちゃんと30代前半の3人の子持ちの姉さんの不倫カップル(両方非正規)も揃って退職し、唯一の貴重な居室清掃専門スタッフの同期に近い子もご懐妊なさった為に業務があれこれ制限されだした今日この頃。。

 

 

しっちゃかめっちゃかじゃねーかおい。

 

高校時代の友人で自分の周りでは(唯一の)高学歴であらせられる工学・電気関係の大学院💡🤖を修了なさったやつとご飯を食べてきました。

元々は一緒に飲む予定だったのだけどシフトの改変で夜勤が明け入りの二連になってしまいそれでもなんとか出勤前に時間を合わせて1時間半程度ご飯を食べました🍽😋

..その時のお話し。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

僕「久しぶり!何年ぶりかね?」

 

友「ほんっっとうに久しぶりだね!僕君、年末年始やGWに声かけるけど予定合わないもんね」

 

僕「うっ...ほんとうにごめん。世間がやすみな時ほどおれら(介護奴隷)は忙しいんよ。。」

 

僕「つーか、俺がこの仕事やりだしてから初めて会うから6年ぶりかね」

 

友「うん。◯◯と同じ職種だもんね!聞いたよ!あいつは結婚して子供産まれたってね」

 

僕「うわあああぁぁ!うわああああああっっ」

 

友「....?」

 

僕「で、友君はいま何やってるんだっけっけ?」

 

友「んー、製造業だよ。院出た後は埼玉の企業に勤めてたけどそこがとんでもねぇブラックなところでさ給料支払われなかった。こっち(地元)戻ってきて中途で同業他社に入った感じ」

 

僕「OH....」

 

友「今は集団で訴訟起こして裁判中。支払われないのほぼ確定なんだけどね。何もしないでいると時効になるから時間稼ぎ的な。家族経営の会社だったんだけど従業員には賃金未払い。資産の差し押さえも出来ないみたいだから何にもならない

 

僕「OH...」

 

友「そのくせ、そこの2代目の息子は最近6000万のマンション購入したんだと。ふざけんな!そんな金あるんなら未払いの給料払え!

 

僕「ド畜生やんか...」

 

友「一時期病んで暴飲暴食で85キロまで太った。でその後ご飯食べるお金が無くて55キロまで痩せた

 

 

高校時代、陸上部の長距離のエース🏃‍♂️で生徒会の仕事を一緒にやっていた友。

 底辺高校には珍しいくらい真面目で柔和な人柄で誰からも好かれる好青年でした。(※モテてた)

 

 

僕「身体壊さないでね‼️」

 

友「今、勤めてるところでは出荷される製品(精密機器?)の品質管理と検査をやってるんだ。本当は開発の方やりたくて、求人も開発で出てたから面接受けて入ったら人手不足だからってそっちに回された

 

友「社長がすごくいい人だったんだけど、去年亡くなったら離婚して戻ってきた37才のまるっきりなにもしらない娘が後継に就任。自分の気に入らない社員みんな追い詰めて退職においこんでるからもうガタガタ。長年勤めてるブレインクラスの人たちがなんとか支えてるからどうにかなってるけど俺この前、社長(2代目)と喧嘩しちゃったから風当たりがつらい

 

僕「OH...」

 

友「あと、この前運転してたら飛び出してきた鹿🦌と衝突して車壊れたんだよね。

※ガチの田舎ではよくあります。野生動物との接触事故🦌🧸🐒👽

 

僕「wow...」

 

友「車、直したからお金ない...僕君はどんな感じなん?」

 

僕「かくかくしかじか..」

 

友「OH....」

 

友「製造業に来る気ない?」

 

僕「ありがとう。でも俺凄まじく不器用やからね笑笑 ド文系だし理系は苦手...」

 

友「聞いてる感じだと何年も勤めてて正社員にもならないしその勤務体系...それってもう奴隷じゃないの?

 

僕「そういう本当のことを言うなよ

 

友「俺らギャンブル🎰もしないしタバコも吸わない🚭、特に浪費家でも贅沢するわけでもないのに生きてるだけでこんなに苦しい。50台くらいで早く死にたい

 

僕「確かにね。それに関しては一応、専門家なんだけど長生きすることが幸せなことでは決してないよ。俺らみたいな下層民は特にね。

 

このあと仕事なので、コーラ飲みながら話しを聞いてる俺の前で、チェーン店の居酒屋の格安飲み放題コースハイボールを呷りながらあれこれ吐き出すかつての陸上部のエース🏃‍♂️👟

 

 大学に進学して優秀な成績を修めて教授に気に入られたからと大学院にまで進んだ秀才の彼🎓

 転職するにしろ資格を取るにしろそろそろリミットは迫ってきていると嘆く友人の話を聞きながら高校時代は自分の全人生の半分前だと思う自分。

 

 献血にもう76回も行っていてあれこれ記念品を貰っているらしい。

 献血行くとお菓子やジュース食べ放題で特典ももらえてお得なんだそう。

 ボールペン、洗剤、タンブラー、ブランケット...

 

 400㎜の全血献血だと年間4、5回しか出来ないけど(これは俺もよくやってる)、成分献血だと月に2度くらい出来るそう。栄養失調気味でこの前採血したら出来ないって言われた話しを聞いたらちょっと泣けてきました💉

 

腐っても、潰しがきくことだけが利点のえんぷろいあびりてゐ溢るる資格の介護福祉士を持っている自分と、院卒で電気工学系のエキスパートの彼。

このまま低空飛行で生きていってもそのうち機体にガタがきて燃料切れで地面に激突して死んでしまうことでしょう。

だったら華々しく空の上で散りたいと思わなくもなかったり。

 

2人分の支払いを済ませ今度は飲もうと約束して別れた後、冷たい夜気と冷ややかな月の下で、ナースコールとセンサーコールに駆けずり回り糞尿を始末する夜に向かう道すがら希望って必要なのかもねとか思いつつ無性にお酒が飲みたい二月の夜🌕🍶🍷🍸

 

 

fin.