孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

新世紀実験介護施設

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僕「はあー..どっかにイイ施設無いかなあー❓給料いいところー」😫

 

求人情報 チラー📰👀

 

僕「介護に...清掃に...手取り16万..安定の糞&糞だな」🙂

 

僕「⁉️」😲

 

僕「なになに..新規オープンの介護施設..『新世紀実験介護施設ケアンゲリヲン』..変な名前だな。給料は...50万⁉️⁉️」😲

 

僕「これは..面接の予約を入れよう‼️」📞

 

〜後日〜

am.8:00

 

僕 スーツびしっ‼︎👔

 

案内人「おはようございます。求人情報にご応募いただいた僕さんですね?」

 

僕「はい‼︎」(いい声)🙂

 

案内人「本日は申し込みありがとうございます。後ほど、施設長とケアマネジャーとの面接を行いますが、その前に、施設見学から始めましょう。当施設は昨今の介護業界の問題点を改善する為に、あらゆる先進的、実験的なケアを行っています。施設長は敏腕女性経営者です」

 

僕「なるほど!」🤔

 

案内人「特に力を入れているのは『人材の確保』。それ相応の学歴や経歴を持っている"時代に爪痕を残した者たち"が日々、ケアに励んでいます」

 

僕(学歴重視の介護施設とか珍しいな..いや、誰にでも出来る底辺職のイメージ払拭の為かな)🤔

 

案内人「こちらにどうぞ」(ニヤリ)

 

僕「お、お願いします」😦

 

🏛🏛 👀

 

僕「さすが..新設だけあってピカピカだな」👀

 

僕「こんな広い土地に、大きな施設..運営してるのは大企業なんですか❓」🤔

 

案内人「ここは元々は国有地でしたが、いろいろあって破格で取得した不動産です」

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僕「へー」🙂

 

僕(あっ、職員さん来た)👀

 

👱‍♀️「おはようございまーす。あれ?デスノーto..じゃなくて申し送りノートどこお❓」📓

 

僕(..申し送りノートのことをデスノートって呼んでるタイプの施設なんだな)🙂

 

僕(また来た)👀

 

👨‍🦰「えっーと..霊柩sya..じゃなくて送迎車の鍵どこお❓」🚗🔑

 

僕(..送迎車のことを霊柩車って呼んでるタイプの施設なんだな)🙂

 

僕「あれ?あのドライバー..何処かで見たことあるような❓補助員も...」👀

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案内人「そろそろ朝のリハビリの時間ですね。当然ですが、機能回復訓練には非常に力を入れています」

 

???「このハゲえええっ!!違うだろおおおおおおおおおっっ‼️‼️」😡

 

👴「ヒイイイいいっ!辞めて!!殺さないでっっ」

 

僕「」👀

 

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案内人「リハビリ担当の彼女は東大卒です。ケアに対する熱い想いが炸裂してますね」

 

僕(止めなくていいのかな❓)🙂

 

👴「辞めて!辞めて!殴らないで‼️‼️」

 

僕(殴られてるって言っちゃってるじゃん)🙂

 

案内人「次はこちらへ」🚶‍♂️🚶‍♂️

 

僕 🚽👀

 

僕「すごい!さすが最新設備!トイレもきれいで機能的なんですね」🙂

 

案内人「はい。ケアされる側にも、する側にも負担のない介助を行う為です。ご入居者様をお待たせしない為に、この共用トイレには専門の職員が配置されています。トイレ介助のプロフェッショナルです」(にやり)

 

僕「へえー」

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僕「トイレ介助一回ごとに10,000円くれそう」🙂

 

玄関🚪 ドヤドヤドヤドヤ😬😬

 

僕&案内人 👀👀

 

クレーマー家族「あーでもないこーでもない、ピーチクパーチク、キイイイイイイイイイイイ!訴えてやる‼️」👊👊

 

僕「...あーゆーひとたちはどこにでもいますよね。この施設ではモンスタークレーマーへの対応はどうなってるんですか❓」💫💫😣

 

案内人「それらにも専門の職員を配置しています。語学堪能かつ法律に精通している人材です」

 

僕「それはすごい」😲

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僕「最悪、菊の紋章🌼のちからで、なんでも片付きそうですね」🙂

 

案内人「設備やケアの内容だけでなく、入居者様の"お見取り"も大切にしています。看取った後も、ご入居者様たちとの大切な"思い出"をいつまでも形に残し続けるんです」

 

僕「へー。どゆこと❓」🤔

 

案内人「こちらをご覧ください」

 

僕 👀

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僕「これは見なかったことにしますね」🙂

 

案内人「そろそろ面接に移りましょう。そちらの会議室でお待ちください」

 

僕(緊張するなあ...敏腕女性経営者か..なんか怖そうだな..ケアマネジャーも..)🙄

 

ガチャ🚪

 

僕 👀⁉️

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僕(えっ...敏腕❓)👀

 

ケアマネ「うわあああああん、ニッポンの将来をおおおおお、高齢者問題をおおおっっ ぴえええええええん」😂

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕「....インパクトぱなくて面接の内容覚えてない」🙄

 

僕 👀⁉️

 

僕「なんですか❓この地下通路的なの⁉️」

 

案内人「...気付いてしまいましたか..」

 

僕「えっ❓」😦

 

案内人「そこはVIPルームです」(にやり)

 

案内人「ある特別な人物専用の居室につながっています。トップシークレットです

 

僕「..よっぽどの大物が入居されているんですね」ゴクリ🤯💦

 

案内人「最近、認知症状が大幅に低下して問題行動ばかり起こすようになってしまった方です👴。あらゆる方面に大迷惑なので専用ルームにご入居いただいております

 

僕「へー...」

 

案内人「誰か知りたいですか❓命に関わりますが」💀(ニヤリ)

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僕「いやいいです」💦💦

 

僕(むちゃくちゃだけど、給料50万なら我慢しよう)

 

僕「あの、求人情報に載ってた月給50万はホントなんですよね❓」🤑

 

案内人「はい。50万です。」

 

僕「50万円🤑💰💰✨✨❗️❗️末長くよろしくお願いします」🥺🤝

 

案内人「ん❓」

 

僕「ん❓」

 

案内人「50万"円"じゃなくて50万"ボリバル"ですけど❓」

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僕「なんで、唐突にベネズエラの通貨⁉️」🤯

 

僕「やっぱり辞めます❗️」😬

 

fin.