孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

裂ける皮膚、増える皮下出血、

 当たり前だけれど、現実の介護の現場は、テレビのCMでやってるような感じでは無い😛。

どう見ても要介護には見えない、お上品で小綺麗な格好をした爺さん婆さんを、標準型自走式の車椅子に乗せて👩‍🦽、若くて綺麗な女性介護士が、整えられた庭園や、清潔で最新の設備の施設の中を車椅子を押して歩く..やたらと"ありがとう"、"笑顔"、"感謝"みたいなブラックワードが散りばめられまくり倒している📺👀。

 現実はどうか?どうしようもなくなって家族から捨てられた小汚い爺婆が、汚くて便臭の立ち込める薄暗い施設に放り込まれて、四六時中(本当に24時間!)奇声や悲鳴をあげまくる..ところどころが壊れていて、まともに機能しない施設の中を、死んだ魚の目をした介護職たちが駆けずり回る..介護のテレビCMってもう『北朝鮮はこの世の楽園です🇰🇵!』とか、『(旧)統一教会や、(旧)オウム真理教(若い人はしらないかな?)に入信すればみんな幸せになれます!最高です!』みたいな最悪の虚妄なのでマジでやめた方がいい。..言うてもテレビ📺でCM打てるだけの資本がある施設や介護企業は富裕層向けで、それなりに金持ってるところのはずだからまぁ...まるまる嘘っぱちってわけでもないのか??

....と、つまらない導入はここまでにして、いま、うちの施設(特養)でとっても困ったことが頻発している😓。世の一般の人らに伝えるのは難しいのだけれど、特養に入居しているレベル?段階?の要介護高齢者というものが、どれだけ身体にガタが来ていて脆(もろ)いものかというのを伝えたい。あまりに身体が限界過ぎて触れただけでも皮下出血..一般的な言い方だと"くろね"(?)、タンスやドアなんかに不意に身体をぶつけたりした時に、ぶつけたところが黒や青っぽくなって跡が残ってしまうアレのことだ。歳を取るとしらないうちに、『あれ?どこかにぶつけたかしら』というような、いつ出来たかもわからないのにこの"くろね"になっていたりしてなんか悲しい。このくろねのことを医療や介護の現場では専門用語で"皮下出血"と呼んでいる。

 嘘をついているわけでも大袈裟に言っているわけでもなくて、本当に本当に体が脆すぎる末期の要介護高齢者たちは、本当に触れただけでこのくろね(=皮下出血)が出来てしまう。けっして乱暴なことをしているわけでもなくて、自分ではまるっきり身体を動かせないので、ベッドから車椅子に移動する、車椅子から立ち上がって(抱え上げて)トイレ🚽に座る、風呂に入る時に🛀、ストレッチャーに移る、身体を洗う為にボディソープをつけたタオルで身体を擦る..そういった"日常"の場面で皮下出血がおこる。もっと言えば、更衣(着替え)や、ベッド上での体位変換の際に皮膚が裂ける。なにを言っているかわからないとおもうが、要介護高齢者の皮膚の強度というのは、古くなった障子紙、熟(う)れ過ぎてグズグズになっている柿の皮..くらいの強度だ🤦。そんな状態で捩(よじ)れて捩(ねじ)れて固まって縮んだ身体をどうにか動かしながら衣類を着せたり、移乗を行う。どうしたって、皮下出血やら皮膚の裂傷のリスクは避けて通らないのだけれど、もしそうなってしまえば..当然、ヒヤリハット、事故報告書等々のペナルティを課せられる。言い方が悪いけれど、そういう介護はもう、最初から罰ゲームを受けるためにやっている無理ゲーだと俺はおもっている。俺のような屑介護職はそうおもうのだけれど、"意識の高い"立派(笑)なケアワーカーの皆さんは、日々の観察と適切なケア、介護職としての技術をしっかり磨いてあればそういった"事故"はありえないのだから、すべては未熟な介護職の責任!..とか言うのだろうけれど。

 こういった皮下出血やら皮膚の裂傷みたいなリスクを裂ける(避ける笑)為には、そもそもの話、なるべく動かさないという方策をとるという考え方もある。だけれどそうすると今度は、褥瘡(じょくそう)のリスクが上がる⤴️だの、それは"寝たきり"ではなくて"寝かせきり"であって、あるべき介護ではない!という『べき論』が沸いてくる。だったら一体どうすりゃいいのか⁉️といっても結論は尻拭き奴隷(介護職)が知恵(笑)と工夫(笑)でどうにかしろ!にしかならない。この罰ゲームの連鎖..誰か助けてくれ😂。

 面倒臭い専門用語がちらほら出てきてよくわからなかったとおもいます。すみません。そういったところはたぶん、介護のライトサイドの王子様🤴のカイトキュンがきっと分かりやすく解説してくれるとおもいますψ(`∇´)ψ。きっとね。

 

fin.