うちの特養の中でも、もっとも薄暗くてボロボロで汚らしい棟に胃瘻(いろう:経管栄養)の寝たきり老人たちが詰め込まれている。一部屋につき4人。目の焦点も定まらなければ、意味のある言葉を発することもない。身体はガチガチに捩(よじ)れて捩(ねじ)れて固まっているのでおかしなカタチでベッド🛌に臥床されていて、褥瘡防止のために身体じゅうにいろいろなクッションを挟み込んであって、数時間ごとに体位変換を行い、数十分おきに痰吸引を行う。喉から漏れる音..程度の呻き声や、大きな奇声が飛び交う。その中を尻拭き奴隷💩(介護職)と看護師が駆けずり回りオムツを交換して、抱えてストレッチャーに乗せて風呂場に連れて行き、拘縮して固まりきった身体から細心の注意をはらいながら服を脱がせ風呂🛁(のようなもの)に入れる。お腹に繋いだ管(くだ)から栄養剤や白湯を注入して、数時間後にはそれを苦しそうに吐き出す🤮。その度に更衣(着替え)とベッドシーツの交換を行う🛌。
たとえ口からなにも摂取していないとしても、自分自身の唾液や、無限に湧き出てくる痰で自然と窒息する仕組みになっているので常に厳戒態勢で観察をして、しょっちゅうしょっちゅう痰吸引を行う。吸引機能のある細いカテーテルを口や鼻腔から奥に突っ込んで唾液やら痰やらを吸い出す。これは紛う事なき"医療行為"なんだけれども当然、うんこ拭き💩(介護職)もやらされる。言葉を発さない(発せない)のでわからないけれど、痰吸引をされている時は眼を見開いて充血させて、苦しそうに喘ぎながら咳き込んだり喚いたりしている。やる方(医療介護側)からしたら、これはもう単なる"作業"なのでなんとも思わなくなっているのだけれど。毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日、延々とこれを繰り返す。よく熱発したり吐血したり意識を消失したりして病院に運ばれるんだけど🏥🚑、バ家族様?屑族様?..じゃなくて、ご家族様に病院への搬送や付き添いを頼むと大抵『忙しいから無理』、『遠いから無理』と言って突っぱねられるので施設の職員が同行する。言い方が酷い自覚はあるのだけれど、彼らは"生きている"というよりも"保存されている"と言ったほうが正確なような状態で、わかりやすくドラクエに例えるならば、毒☠️麻痺⚡️混乱😵💫状態でHPの表示は赤色、その状態のまま出来うる限り、長引かせて長引かせて"保存(延命)"され続けるそんな感じだ。一般人の目に触れることは絶対にない光景なんだけれど、一般人の目に触れたならかなりゾッとする光景であることは間違いないとおもう。
と、そんな中に1人、なぜだかえらい遠くの村からやってきて入所している爺様がいる👴👀。信州信濃の長野県は、日本で1番市区町村の数が多いらしくて、しかも限界集落だらけだ⛰️⛰️。元々はそんななかのひとつで村長をやられていたらしい爺様が何故だか、えらく距離のあるうちの市の特養(じごく)の中のベッドに転がされている。なぁぜなぁぜ🤔❓24時間、痰が絡んでいて苦しそうに呻いている。俺の勝手な想像というか予想なんだけれど、顔が知れているので地元の施設に放り込んで寝たきりにさせておくのは体裁が悪いので、わざわざ誰も知人がいないような遠い土地に放逐したんだろう。さすがは村長とかやっていただけあって受給される年金は高額だろうから、安い施設に放り込んで延命させ続ければ振り込まれる年金でたっぷりとお釣りが来る💰💰😁。施設が遠いからそれを理由にすればゴミ家族様..じゃなくてご家族様が介護に手を煩わされることもない。非常に合理的な作戦だ。延々と寝たきりのままで転がしておけば施設も潤うし、掛かる病院からしても1番美味しい金づるだ😋💰💰。本人と直接世話をするうんこ拭き💩(介護職)やら医療者以外はみんなが幸せな最高の仕組みが確立されている(((o(*゚▽゚*)o)))♡
お前らは悪魔かよマジで。自分の目でこの光景を見てみろよ。自分の手で介護をやってみろよ。俺は間違いなく外道だけれど、外道と悪魔ってどっちがマシなんだろう?無自覚か?知らん顔か?綺麗事か?思考停止か?実に日本らしい事なんだろうけれど"臭いものにされた蓋の下"の景色。賞賛される"長生き"の真実。
出来ることなら"どっち側"にも近づかないでいられることをお勧め致します。
fin.