孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

『9060問題』を目撃する👴👵👀

:福祉

だんの

らしの

あわせを守ること

 たまに目にするのだけれど、高齢者介護サービスを親子揃って利用するタイプの利用者サンがいらっしゃる。ずいぶんまえに勤めていた高級老人ホームで、人員不足の穴埋めで派遣された支店に、よちよち歩きの大呆け婆さんが、いつでもテーブルにつっぷしていて一言も口を聞かない重度の介護度、認知症度合いの別の婆さんの車椅子を押しながら『この子、ワタチの娘なのおお〜』と言って施設内を徘徊していたのを見たことがある👩‍🦼👵👀。『どっちも呆けてるしそういう設定なのね。ハイハイ。』と思いつつ、危ないので車椅子を押すのはやめてくださいねと、そのよちよち歩きの方の婆様に声をかけると...『ギイイイイイイっ!!!!ワタチは出征軍人の妻よおおおおお!あんたなんかに指図されるのは気に入らないわあああああ』と怒鳴られた覚えがある。うわあめんどくせぇ😦とおもいつつ、その支店の職員さんに話を聞いてみると、ヨチヨチ歩きのババa..もといご入居者様は101才。まるっきり身動きせずに項垂れたまま車椅子に乗っかっているババa...もといご入居者様は70いくつかで、実際に親子で入居されているそうで、ビビった覚えがある🤯。

 今勤めている地獄..じゃなくて特養でもショートステイ(短期入居)の利用者に、セットで同じ苗字の爺婆が新規でやってきた👴👵👀。最初はふつうに「夫婦かな?」とおもったのだけれど、カルテを読んでみると婆様の方は80代半ば、爺様(というほどの年でも無かったのだけれど)が65才で親子だった。このでっぷり太って禿げ散らかした爺さん..いや、現代日本で65才を老人と呼ぶのは早すぎる気がする....は、生まれた時から軽度の知的障害で20代から統合失調症を発症。引きこもりで、母上と妹さんが付きっきりで世話をしてきたんだそう。晴れて65才になったので介護保険が使えるようになって今回の初回は"母親が付き添って"ショートステイを利用しにきたそう。当然職歴無し。タバコが吸いたいタバコが吸いたいと騒いでいた🚬👀。

 ダウン症の人たちが通称"布袋顔?恵比寿顔?"と呼ばれるようなみんな似たような顔をしているのと同じで、知的障害がある人たちってのも偏見ではなくてみんな、一目見てそれっぽい顔をしている👀。いちおう専門職なので経験則もあるけれども。....話が逸れるけれど、尻拭き奴隷(介護職💩)と、白衣の悪魔たち(看護師様👿)も、顔つきやら目つきやら雰囲気がすごく特徴的なので俺は大抵見分けがつく笑

 この80代90代の"親"が50代60代の"子供"の世話をしているってパターンがいまではそんなに珍しくなくて、当然、年老いれば親は死んでいくので、残された"子供👴👵"の後始末をどうするか?というのがけっこう洒落にならない社会問題になっている(=8090問題)。自活能力の無い年老いた子供たちの世話を誰がするのか?たまにテレビなんかで特集されるのだけれど、そうすると、最後にはアナウンサーが『社会全体で支えていかなければいけませんね』とかしたり顔で定型文をほざいて終わる。実際はシャカイゼンタイじゃなくて俺たち底辺に放り込まれるだけなのだけれど🕳️🗑️。ww

じゆう

るしみ

かたない

:福祉

 "受け手"じゃなくて"提供する側"から見た福祉ってのは👆の感じな気がする。これからもどんどんどんどん少子高齢社会は悪化していくし、要介護高齢者も増えていく。格差もガンガン拡大して貧困弱者も増えていく。さてさて..そのすべての"ご利用者様"を福祉は支え切れるのかしら?超重労働低賃金の誰もやりたがらない、足りていない底辺労働層がこの、ありとあらゆる支援を必要とするこれからが本番の"弱者の大津波🌊🌊"を支え切れるのだろうか?。おれは"出来ない"方に100万ジンバブエドル💲賭けたっていいけれど。

 

fin.