孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

死堕亞のやり方②

崇高なる貴族様たちの暮らす宮殿(老人ホーム)の奴re...介護職員達の勤務体系はシフト制です。介護は365日24時間切れ目なく行われるものです

 

早番6:30〜16:00

日勤8:30〜17:00

遅番①11:00〜19:30

遅番②13:00〜21:30

夜勤21:00〜9:00

 

概ね、この5つの時間帯に分かれて運営されています。

中には平日の日勤帯だけ勤めているパートさんや、お昼前から午後の3時くらいまで働く清掃員さん。夜勤は無くて日勤帯だけだけど給与は雑巾介護職の倍はある看護師様などなどそれぞれ都合のいい時間帯を選択して働いています。

基本的に管理者クラスは普通のサラリーマンと同じで日勤帯だけの勤務なのが一般的なようです

 

今流行りの「ちょい足し」ではないですが自分の都合のいい時間を選んで働けるのは子供のいる家庭や主婦層にとっては勤めやすくて、ここは介護業界のいいところだと思います。

 

自分のような常勤のパート(笑)の男性職員はもちろん正社員と同一労働で、早番から夜勤まで全部こなします。

必要最低限の職員の数に届いていないうちのような施設では

 

早番+日勤 (6:30〜17:00)

早番+遅番 (6:30〜19:30)

 

のように1人が複数の時間帯をまとめて受け持つ「重ね勤務」が一般的です。

法定で定められている休憩時間も取れたり取れなかったり。

入居者の誰かが熱発したり転倒して怪我をしたりといった事態が発生するとそれを処理するのに人を取られて休憩がなくなったり、サビ残に繋がるのも日常茶飯事です

 

ちなみに、この会社にはタイムカードがありません。

毎月渡される勤務表通りに出勤して、その確認や、残業をする場合の申請は上司(主に施設長)に行い、いつもいつの間にか作られている自分の一月分の出勤状況の表に押印を求められ、それを元に給与が算出されているようです。タイムカード無いし残業も申告制だからちゃんとつけられてるかすごく微妙です

 

従業員の殆どは車通勤なのですが、なんと車で通勤していると施設の従業員用の駐車スペースを使用しているということで駐車場代が引き落とされます(月1,000円)

 

タイムカードも無くて残業代もまともについてるかどうかわからないのに至る所で搾り取られます。

なかには普段は自転車通勤だけどたまに車で来て駐車してるズルイ人も居ますが。。

 

夜勤が21:00〜9:00というのは業界のなかではかなり短い方です

 

16:00〜9:30

17:00〜10:00

 

などなど16、7時間働いて「夜勤一回を二日分の出勤」と数えているところも少なくありません

うちは21:00〜9:00の12時間勤務なので(そのうち二時間は仮眠時間だからカウントしない)夜勤明けの日を休日に数えてシフトが組まれています

 

21時から始まる12時間のうち夜勤手当がつくのは22:00〜5:00時までの7時間の深夜帯でそのうちの2時間は仮眠時間になっているので夜勤一回で深夜帯の夜勤手当が付くのは実際は5時間分。

夜勤は平均月に6回あるので

 

1回の夜勤の深夜帯の手当(5時間分)✖︎月6回=一月の夜勤手当30時間分

 

となりますが、実際は仮眠時間取ってる人なんてひとりもいません。

そもそも無理です。

夜勤は60人を2人で見るのですが全室個室なので約2時間ごとの巡視(危険な人は1時間ごと)、そこら中で鳴りまくるナースコールの対応。オムツ交換、トイレ誘導、体位変換、徘徊する認知症への対応、たまにある急変、膨大なカルテの記載、昼間できない業務の処理、翌朝の準備...etcetc

 

をこなさなくてはいけません。

はっきり言って周りからの評価も含めて自分は仕事は早い方なのですがこれだけの業務をしながら休憩を取っている暇はありません

 

夜間になにか事故が起こるとそれの事故報告(アクシデントレポート)等の作成が発生するため、夜勤明けにも1、2時間程度の残業をするのが毎度のことになっています

 

これだけやって一月分の夜勤手当は5、6000円程度。夜勤一回ではなくて一月分まとめてで5、6000円です。

これは自分の知る限りの業界内で最も低い金額です。