孤高の底辺。うんこ拭き(介護福祉士)おじさんの戯言ブログ💩:®️

“奴隷(介護職)”をクビになって、“社畜(葬祭屋)”になってまた介護職に復職したおっさんの随筆集✍️

特養というところ 〜永久無限のおむつ交換💩〜

うんこ拭きの真髄💩💩

f:id:UN88:20230503185102j:image

 基本の入居者だけで70人弱、日々変動するショートステイの屍たちまで含めると、80名近くいる最重度要介護者達のうち、8〜9割程の人らはおむつ交換を行わないといけない👴👵。

 おむつ交換、パット交換💩。呼び方はいくつかあるけれど、つまり単純に、垂れ流している糞尿の後始末だ。これぞうんこ拭き(介護職)の真髄というメイン業務である。日によって、入浴する人のやり方はこう、胃瘻(いろう)の人にあたる順番はこう。と、とんでもなくシビアに順番とやり方が定められている。一般的の人のおむつ交換は大して大変なことではないけれど、なにせ...

f:id:UN88:20230503175804j:image

 こういう状態の人ばかりで、一度に50人程度の人のを一斉にやるのでマジで本当にキツい。このキツさは体験した人でないと絶対に伝わらない💩💩。だけれど、相手がどんな状態であれ、百戦錬磨の第1級のうんこ拭きである俺様にかかればどうってことはない。1人でやるのならば。ここでもう、全国200万の、今日も明日も世間が連休だのゴールデンウィークだのと浮かれ騒いでいる中でも、そんなもの1ミクロンも関係なく歯を食いしばりながら介護(くぎょう)に勤しんでいる紳士淑女の兄弟姉妹たちには伝わったはずだ。

 おむつ交換というのはペアを組んで2人でやるパターンがある。2人介助と呼ばれるやり方で例えば暴れたり、介助に対する抵抗が激しい入居者に対して、1人は尻拭き係、もう1人は抑え係..てな具合で2人してかかることがある。当然うちも、"そうしろ"と定められている入居者が何人もいる👴👴👴。これで相性が悪い相手と組むのがどれだけ地獄かということは紳士淑女のみなさんには痛いほど伝わると思う。介護という宗教において、おむつ交換という儀式は、言うなれば茶道や華道、弓道といった儀礼的競技だ。一挙手一投足一言一句、馬鹿みたいに事細かなルールがある。本当に冗談ではなくて、おむつカバーの袋からの取り出し方、広げ方、ディスポの手袋をつけるタイミング、外すタイミング、肛門にこびりついている糞便の拭き方、おむつカバーのテープの留め方まで微に入り細を穿ち細かい。最近だとそれに付随して、スタンダードプリコーション?だかなんとかいう感染対策や衛生管理みたいなことまで加わった。2人介助でやる場合、相手がこういったことに口うるさいお局や正義中毒者、他の職員のアラをあげつらうことに人生を捧げた屑だと、本当に本当に本当に面倒臭い。大抵、人の数だけやり方があって手つきひとつ、タイミング一つ、服やシーツのシワひとつに大騒ぎする。それにプラスして"陰洗(いんせん)"という、ちんこまんこ洗いが加わるともう地獄だ😵‍💫

 ペアの職員の目を気にしながら口煩く喚かれながら超精密、超効率、超高速で50人の糞尿を片付ける。

 世の中は晴れ渡った空の下、みんなで連休を満喫しているというのに☀️✈️🚈🏖️🏟️🍽️。

この"おむつ交換の技術" は尻拭き界隈では相手を値踏みする第一の要素だ。

 介助中は当然、職員の目だけでなくて抵抗し暴れ狂い、殴り、掴みかかり、爪を立て、つねり、噛みつき、怒鳴り散らし、唾を吐きかけてくる、自分が必死にてめーの漏らした糞を片付けてやっている要介護者からの物理的な抵抗にも対応しないといけない。 ..もとい、対応してはいけないので無抵抗でいないといけない。

どう?楽しそうでしょう🤗❓

 

fin.